改革新党のイ・ギイン非常対策委員長がSNSに掲載した映画「暗殺者(たち)」の特典チケット=2026年10月3日、イ・ギイン氏のフェイスブックより (c)news1
改革新党のイ・ギイン非常対策委員長がSNSに掲載した映画「暗殺者(たち)」の特典チケット=2026年10月3日、イ・ギイン氏のフェイスブックより (c)news1

【10月04日 KOREA WAVE】韓国で1974年8月15日、当時のパク・チョンヒ(朴正熙)大統領の妻ユク・ヨンス(陸英修)氏が銃撃され、死亡した。この事件を題材にした映画「暗殺者(たち)」を巡る議論が韓国で続くなか、映画館チェーン「メガボックス」が制作した特典チケットが、ユク氏が銃撃された場面を再現できるようなデザインになっているとして、野党を中心に批判が出ている。

改革新党のイ・ギイン非常対策委員長は3日、フェイスブックにチケットの写真を掲載。「厚みのあるチケットに銃弾の痕が描かれた透明な板を重ねると、韓国国旗と演壇、ユク氏とみられる人物の上に弾痕が重なる。観客の手で銃撃場面を完成させるようなデザインだ」と指摘し、「これも表現の自由なのか」と批判した。

イ・ギイン氏は「命を奪った銃撃を、透明な板を重ねて見るコレクション品にする必要があったのか。これを受け取る遺族の気持ちを一度でも考えたのか」と主張。「ある人にとって一生消えない惨劇が、どうして別の人には斬新な販促アイデアになるのか」と述べた。

さらに「表現の自由は批判から守る防弾板ではない。このようなデザインを出す自由を主張するなら、その残酷さや品のなさを批判する声も受け止めるべきだ。人の死があなたたちにとって収集する価値なのか」と批判した。

野党「国民の力」のチュ・ジヌ議員も、チケットについて「ユク氏が座っている場所に鮮明な銃弾の痕がある。このような非道なグッズは見ていられない」と批判し、「メガボックスは直ちに全量を廃棄し、謝罪すべきだ」と訴えた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News