ソウル駅の待合室で、キム・ヨジョン氏が発言する様子をテレビで見る市民=2023年2月19日 (c)news1
ソウル駅の待合室で、キム・ヨジョン氏が発言する様子をテレビで見る市民=2023年2月19日 (c)news1

【10月04日 KOREA WAVE】北朝鮮のキム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党中央委員会総務部長は、韓国と日本が北朝鮮のミサイルを最後まで追跡できなかったとし、「この攻撃を回避する方法は事実上ないことを意味する」と主張した。

キム・ヨジョン氏は3日、朝鮮中央通信を通じて発表した「戦略兵器発射訓練実施」と題する談話で、同日未明に日本海に向けて中距離戦略ミサイルの発射訓練を実施したと明らかにした。

キム・ヨジョン氏は「特殊な任務を担う火力部隊の訓練を国家元首が直接参観した」とし、キム・ジョンウン(金正恩)党総書記が発射訓練を視察したと伝えた。

韓国軍合同参謀本部はこれに先立ち、北朝鮮が同日午前6時30分ごろ、江原道元山付近から日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射し、700キロ以上飛行したと発表した。2026年に入って16回目のミサイル発射だとしている。韓米の情報当局が詳しい諸元を分析している。

キム・ヨジョン氏は、韓国軍合同参謀本部がミサイルの飛行距離を700キロ以上、日本の防衛省が約680キロとそれぞれ発表したことについて、「興味深い数字」と表現した。

また、これまでに4回、類似した事例を確認したとし、「われわれが保有するミサイルの特殊な飛行方式の優位性が実際に検証されたと評価した」と主張した。

さらに「敵が発表する探知データをそのまま全て信じて満足してはならないが、こうした数字は敵の探知能力の限界と、われわれのミサイルの特殊性を推し量る材料になる」とした。

特に、波状の飛行軌道を採用するたびに「敵は最初の上昇点以降、目標を見失った」と主張。「下降段階で軌道の延長線を描けば、敵が発表した射程距離と比較的近い数字になる」と説明した。

キム・ヨジョン氏は、日韓が地球の曲率による探知能力の限界を説明していることについて「苦しい言い訳」だと主張。北朝鮮のミサイル能力の「完成度を証明するもの」であり、兵器体系の威力と信頼性を裏付ける「最も科学的な検証指標」だとした。

さらに「ミサイルの速度を知る必要がある」とし、「低高度で飛行軌道を変更する能力を持ち、人工知能(AI)を導入したというわれわれの発表を思い起こす必要がある」と主張した。

そのうえで、「言い換えれば、この攻撃を回避する方法は事実上ないことを意味する」と強調した。

キム・ヨジョン氏によると、ミサイル総局の関係者は最近導入した技術により、目的や対象に応じて少なくとも4種類の飛行軌道を設定できるとキム総書記に報告した。

キム・ヨジョン氏は、キム総書記が「こうした技術力は少なくとも数年間、世界のどの国も保有できない」との確信を示したとも伝えた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News