韓国の気象観測機器、5年間で3712件故障…1日平均2件、異常気象対応に懸念
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【10月04日 KOREA WAVE】猛暑や集中豪雨などの異常気象が相次ぐ韓国で、気象観測機器の故障が過去5年間に1日平均約2件のペースで発生していたことが分かった。異常気象が増えるなか、故障原因の分析や予防整備を強化すべきだとの指摘が出ている。
韓国国会気候エネルギー環境労働委員会に所属する韓国与党「共に民主党」のキム・ジュヨン議員が気象庁から提出を受けた資料によると、2021~2025年に地上、海洋、高層、道路の観測機器9種類で計3712件の障害が発生した。
障害件数は2021年の510件から毎年増加し、2025年には878件と72.2%増えた。2026年も6月までに327件発生している。
最も障害が多かったのは、地上の自動気象観測装置(AWS)だった。5年間で計2496件と全体の67.2%を占め、2021年の355件から2025年には538件と51.5%増加した。
同期間に自動気象観測装置のセンサーや付帯設備は6007個から6891個へ14.7%増えたが、障害件数はそれを大幅に上回るペースで増えた。
センサー100個当たりの障害発生件数も2021年の5.9件から2025年には7.8件となり、32.1%増加した。このため、観測網の拡大だけでは障害増加を説明できない状況となっている。
海洋気象観測機器でも障害が相次いだ。海洋気象ブイや波高ブイ、船舶・沿岸・海霧観測機器では、5年間に計955件の障害が発生。このうち波高ブイが630件と66%を占めた。
海上の安全に直結する波高ブイの障害は、2021年の105件から2025年には138件と31.4%増加した。100台当たりの障害発生件数も46.7件から75.4件へ61.6%増えた。
道路気象観測網の障害も、2023年の16件から2025年には108件と、2年間で6.8倍に増えた。センサー100個当たりでは5.5件から6.6件へ20.3%増加した。
気象レーダーや空港レーダー、降雨レーダーでも2021年から2026年6月までに計143件の故障が発生し、累計障害時間は1404時間39分に達した。
特に降雨レーダーは2026年上半期に9回故障し、障害時間は125時間30分だった。2025年の年間障害時間76時間を65.1%上回った。
自動気象観測装置は、気温や湿度、風向・風速、降水量など予報に必要な基礎データをリアルタイムで収集する。特にAWSは観測の空白を補い、局地的な気象現象を把握して台風や洪水、干ばつなどの自然災害に対応する防災観測網の中核を担う。
キム議員は「気象観測データは正確な予報を作る最初のデータであり、観測が不安定になれば予報や災害対応にも影響する」と指摘。気象庁に対し、機器ごとに繰り返される故障の原因を詳しく分析し、予防整備や遠隔診断を強化するとともに、予備部品や代替観測体制を十分に確保して観測の空白を最小限にすべきだと求めた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News