韓国・高齢者が日雇い市場へ…65~74歳の非正規・日雇い労働者が8年で7.3ポイント増
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【10月04日 KOREA WAVE】韓国で生活のために仕事を求める高齢者が増え、日雇い労働市場に向かう人も多くなっている。公的な仕事には限りがあり、民間でも高齢者が選べる仕事が少ないためだが、日雇いの現場でも年齢を理由に仕事を得られないケースが相次いでいる。
秋夕(チュソク)連休明けの28日午前5時、ソウル市江東区の人材紹介所には仕事を求める約30人が集まっていた。その多くは60代以上だった。求職者は待機リストに名前を書き、仕事先へ向かう車を待っていた。
韓国保健社会研究院によると、2024年の65~74歳のうち、臨時・日雇い労働者の割合は17.3%で、8年前から7.3ポイント上昇した。75歳以上でも同じ期間に約3倍へ増えた。
人材紹介所には「60歳以下大歓迎」といった案内が掲げられているが、実際に仕事を求めて訪れるのは60歳を超えた高齢者が多いという。
溶接工として働いてきたホ・ミンジンさん(67)は、仕事が途切れたため人材紹介所に通うようになった。「日雇いでも仕事を得ようと来ているが、週に3~4日は仕事がなく帰っている」と話した。
公的な仕事を得られず、民間の人材紹介所を訪れる高齢者もいる。70代の求職者は、市が運営する施設を訪ねたものの空きがなかったと説明した。別の72歳の求職者は、年齢に加えて外国人労働者など求職者が増え、仕事を得るのが難しくなったと話す。
人材紹介所を11年間運営している関係者は、仕事を探しに来る高齢者の割合が体感では2年前より約20%増えたと説明。「65歳を超えると建設現場でも採用を敬遠するため、求人があっても紹介できないことがある」と話した。
専門家は、十分な老後資金を蓄えられないまま物価上昇などで生活費の負担が増し、高齢者が日雇い市場へ向かっていると分析する。
忠南大学経済学科のチョン・セウン教授は、物価上昇によってこれまで働いていなかった人も働かざるを得ない状況になったと指摘。公的な仕事は手当が少ないうえ、情報を早く得られる高齢者を中心に枠が埋まり、日雇いに向かう人が出ていると説明した。
また、翰林大学社会福祉学科のソク・ジェウン教授は、超高齢社会では安定し、本人の専門性を生かせる仕事が必要だが、実際にはパートタイムや日雇いなど不安定な雇用が中心になっていると指摘。公的な仕事の拡充を検討するとともに、最終的には民間で雇用を生み出す必要があるとの見方を示した。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News