韓国の医療観光、外国人患者200万人突破…1人399万ウォン消費は一般客の2.5倍
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【10月04日 KOREA WAVE】韓国を訪れる外国人観光客が過去最多となる一方、1人当たりの支出額が減少する中、一般観光客の2.5倍を消費する「K医療観光」が高付加価値分野として注目されている。
ヤノルジャリサーチが10月1日に発表した報告書や韓国保健産業振興院などによると、2025年に韓国を訪れた外国人患者は201万1822人で、2023年の61万人から2年で3倍以上に増えた。
2024年の外国人患者1人当たりの消費額は399万ウォン(約44万円)で、一般観光客の160万ウォン(約18万円)の2.5倍だった。支出のうち医療関連は38.3%で、宿泊やショッピング、飲食、交通など病院外での消費が61.7%を占めた。
2025年の訪韓外国人観光客は1894万人と過去最多を記録したが、1人当たり支出額は1156ドル(約17万3000円)で、2019年の1185ドル(約17万8000円)を下回った。日本を訪れた外国人観光客の1501ドル(約22万5000円)と比べると約77%の水準だった。
外国人患者の68%を皮膚科と美容整形外科が占める。外来での皮膚・美容施術が多い韓国市場では、治療後の観光と組み合わせやすいことが、病院外での消費が多い背景の一つと分析されている。
産業研究院によると、2025年に外国人患者と同伴者が支出した医療観光の総額は12兆5000億ウォン(約1兆3750億円)と推計された。このうち医療支出は3兆3000億ウォン(約3630億円)。付加価値誘発効果は約10兆5000億ウォン(約1兆1550億円)、生産誘発効果は22兆8000億ウォン(約2兆5080億円)と分析された。
一方、外国人患者の首都圏集中は一段と進んでいる。韓国与党「共に民主党」のチョ・ゲウォン(曺啓垣)議員室の分析によると、外国人による医療関連施設への訪問のうち首都圏が占める割合は2021年の72.9%から2025年には91.2%へ上昇した。
全羅南道は5年連続で訪問割合が全国最低となり、直近2年間は0.0%台だった。外国人の医療関連1件当たり消費額も、ソウルでは2021年の25万ウォン(約2万8000円)から2025年には50万3000ウォン(約5万5000円)へ倍増した一方、全羅南道では13万3000ウォン(約1万5000円)から8万1000ウォン(約8900円)に減少した。
ヤノルジャリサーチは、外国語による医療広告のオンライン利用範囲や、一部旅行プラットフォームによる外国人患者誘致への参加、皮膚・美容施術の付加価値税還付特例などを今後の課題として挙げた。
同研究機関のチャン・スチョン院長は、医療安全と消費者保護を維持しながら、オンライン広告や患者誘致の主体について予測可能な基準を整える必要があると指摘。医療観光の成果についても、患者数や診療費だけでなく、滞在日数や再訪率、地域での消費まで含めて評価すべきだとした。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News