米南部テネシー州矯正局の局長が辞任、死刑執行失敗受け
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【10月4日 AFP】米南部テネシー州のビル・リー知事は3日、クリスタ・パイク死刑囚(50)の死刑執行失敗を受け、同州矯正局のフランク・ストラダ局長が辞任したと発表した。
リー知事は声明で、ストラダ局長が今月退任すると明らかにした。
弁護人によると、パイク死刑囚は9月30日に行われた薬物注射による死刑執行が失敗した後、重体となっており、病院で人工呼吸器を装着され意識不明のままとなっている。
パイク死刑囚は、通常であれば致死量となる麻酔薬ペントバルビタールを2回投与されたにもかかわらず、生き延びた。
テネシー州で死刑執行が失敗したのは今年2例目で、5月には、医療スタッフが死刑囚の腕の静脈を確保できなかったため、執行を中止していた。
同じ声明の中でストラダ局長は、「矯正局が定められた手順に従って責任を果たしたと今も信じている」と述べた。
以前パイク死刑囚の恩赦申請を棄却していたリー知事は、調査が行われる間、年内の死刑執行を全面的に停止した。
パイク死刑囚は18歳だった1995年、交際相手の男と共に、若者向けの職業訓練施設のクラスメートだったコリーン・スレマーさん(当時19、女性)を殴り殺した。
スレマーさんの遺体の胸部に悪魔の象徴・悪魔崇拝のシンボルとして知られる五芒星(ペンタグラム)が刻まれていたことから、事件は全米の注目を集めた。
死刑情報センター(DPIC)によると、米国で1976年に死刑制度が復活して以降、死刑を執行された女性死刑囚はわずか18人となっている。(c)AFP