北朝鮮、AI導入ミサイルの発射実験を発表 与正氏「回避のすべない」
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【10月4日 AFP】北朝鮮は3日、人工知能(AI)を導入した中距離戦略ミサイルの発射実験を行ったと発表した。
今回の発射は、非武装地帯(DMZ)で起きた地雷爆発事故について韓国軍が北朝鮮側を非難し、兵士3人が負傷したことへの謝罪を要求した数日後に行われた。
北朝鮮側は先月の爆発に対する関与を否定しており、2日には韓国側を「卑劣」と酷評。対話再開を模索する韓国指導部の働きかけを牽制した。
韓国軍合同参謀本部は3日、「北朝鮮の元山周辺から東海(日本海)に向けて発射された弾道ミサイル1発を探知した」と発表し、ミサイルの飛行距離は700キロ以上だったと補足した。
この数時間後、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の妹である金与正(キム・ヨジョン)党総務部長は、同日朝に発射したミサイルは「中距離戦略ミサイル」であるとの声明を発表した。
与正氏は、このミサイルが「低高度で飛行軌道を変更する能力を持ち、AIが導入されている」と説明したが、AI技術の具体的な活用法には言及しなかった。
また、これにより「ミサイル攻撃を回避するすべはない」と強弁し、正恩氏が「世界のどの国も、少なくとも数年間はこの技術を保有できないだろう」と確信していると主張した。
今回の与正氏の声明は、先月正恩氏が自国の兵器システムにおける「人工知能のレベル向上」の必要性を強調した発言に沿うものだ。
与正氏はまた、北朝鮮が「滑空跳躍型の軌道モードを適用するたび」、韓国側は「最初の跳躍点からの目標追跡に失敗してきた」と主張した。
専門家らは、北朝鮮がウクライナ侵攻を支援するための派兵の見返りとして、ロシアからの軍事支援を受けミサイル技術を急速に進化させている可能性があるとみている。一方で、ミサイル能力に関する主張をそのまま鵜呑みにするのは時期尚早だと指摘している。(c)AFP