北朝鮮・方峴飛行場一帯と関連する無人機施設(c)news1
北朝鮮・方峴飛行場一帯と関連する無人機施設(c)news1

【10月04日 KOREA WAVE】北朝鮮の主要な無人機開発・試験拠点である平安北道の方峴飛行場で、施設拡張の可能性を示す農地の造成作業が確認された。周辺の航空産業関連施設でも建設や撤去作業が続いている。

米国の北朝鮮専門メディア「38ノース」は10月1日、商業衛星写真の分析結果として、方峴飛行場にある既存の格納庫に隣接する農地で9月初めから造成作業が始まったと明らかにした。2026年夏に施設全体の改修が進められたのに続き、新たな変化が確認されたという。

作業区域は2棟の格納庫の後方と、航空機が移動する誘導路の間にある。報告書を作成したマーティン・ウィリアムズ上級研究員は施設拡張の可能性を指摘する一方、「もう少し見守る必要がある」との見方を示した。

亀城飛行場とも呼ばれる方峴飛行場には、北朝鮮の無人航空技術連合体の施設があり、すぐ隣には航空機の整備区域がある。南東約3キロには方峴製作・組立工場があり、さらに離れた場所には丘陵に囲まれた方峴航空機工場が位置する。

飛行場内の無人機施設では、大型無人機を収容できる格納庫が2024年から建設され、段階的に拡張されてきた。最近では製造棟とみられる建物が加わり、2026年夏に屋根が設置された。複数の誘導路や航空機を駐機するエプロンも最近、舗装し直された。

方峴製作・組立工場のすぐ南側では、用途が確認されていない大規模施設が建設中だ。2026年夏には複数の新築建物の基礎が新たに造られたが、9月28日の衛星写真では、大型建物3棟を含む大半の建物にまだ屋根がなかった。

38ノースは工事の進捗状況から、この施設が2027年より前に完成するのは難しいと予想している。

方峴航空機工場では南端の小規模な建物が撤去された。2026年初めに複数の新たな製造棟で主要工事が完了しており、必要に応じて製造棟を追加できる広い空間が確保されたとの分析も示された。

38ノースは今回の農地造成について、方峴一帯で進められている複数の事業の一つとし、一連の動きは北朝鮮の無人機開発における同地域の重要性を示していると評価した。

北朝鮮は近年、無人機の開発と生産拡大を強調している。キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記は2025年9月、無人航空技術連合体を訪問し、無人機の中核技術と人工知能(AI)開発の重要性を強調するとともに、生産能力を拡大する必要性に言及した。

北朝鮮は2026年9月12日、攻撃型無人機を戦略巡航ミサイル、多連装ロケット砲、戦術弾道ミサイルとともに投入した「協同火力襲撃訓練」を実施したと発表。無人機の開発だけでなく、既存の攻撃手段と組み合わせた運用も進めている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News