ソウル駅の喫煙所でたばこを吸う市民=2025年5月29日(c)news1
ソウル駅の喫煙所でたばこを吸う市民=2025年5月29日(c)news1

【10月04日 KOREA WAVE】ソウル市が、市民が利用できる公共・民間の喫煙施設326カ所の位置を一目で確認できる「喫煙マップ」を作成する。これまで全体像が把握されていなかった民間の喫煙施設についても初めて全数調査した。

ソウル市によると、公共の喫煙施設140カ所と民間の186カ所、計326カ所の位置をオンライン地図「スマートソウルマップ」で公開する予定だ。

市は2026年4~7月、ソウル全域にある屋外喫煙施設の位置を調査し、公共138カ所、民間644カ所の計782カ所を把握。その後、公共施設が2カ所追加され、現在は140カ所となっている。

公共の喫煙施設はソウル市や各区が設置しているため、以前から位置や現況が管理されていた。一方、民間施設は建物の管理者が自主的に設置できるため、全体の状況は集計されていなかった。ソウル市が民間施設の全体像を把握したのは今回が初めて。

民間施設644カ所のうち、地図で公開するのは一般市民に開放され、位置情報の公開に同意した186カ所。建物利用者向けの施設や、外部への情報公開に同意していない施設は対象外となる。

サービス開始後は、利用者が現在地を基準に周辺で利用できる最寄りの喫煙施設を確認できる。

当初は9月のサービス開始を予定していたが、個々の施設の正確な位置を地図上に表示する作業が遅れた。喫煙所は建物の横や裏側などに設置されている場合が多く、住所だけでは場所を特定しにくいため、緯度と経度を個別に確認する必要があったという。

市は現在、最終作業を進めており、今週または来週中にサービスを始める予定。民間の喫煙施設は新設や廃止があるため、公開後も位置情報を継続的に更新する。

当面、ネイバーやカカオなど民間の地図サービスでは確認できず、まずスマートソウルマップで提供する。民間地図への反映には別途協議が必要で、施設の移転などに伴う情報管理の問題もあるという。

ソウル市はさらに、新たな公共喫煙施設が必要な地域を特定するためのデータ分析も進めている。

2026年7月末時点で、ソウル市内の禁煙区域は計30万6220カ所。このうち法定禁煙区域が28万7216カ所、市や各区の条例で指定された屋外公共スペースが1万9004カ所だった。同期間に禁煙区域内での喫煙を取り締まった件数は2万2177件に上った。

市は2024年から2026年7月末までに寄せられた喫煙関連の苦情約8万件について、商業地区やビル、道路などの空間情報、居住・流動人口のデータと組み合わせて分析している。

苦情には禁煙区域での喫煙や取り締まりの要請、喫煙所の設置要望、禁煙区域の指定要望、吸い殻のポイ捨てなどが含まれる。市は分析結果を今後の公共喫煙施設設置に向けた基礎資料として活用する方針だが、具体的な候補地や設置数、関連予算はまだ決まっていない。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News