オリーブヤング広蔵マーケット店(c)news1
オリーブヤング広蔵マーケット店(c)news1

【10月03日 KOREA WAVE】韓国のヘルス&ビューティーストア「オリーブヤング」が地域商圏の集客拠点となり、周辺の小規模店舗にも消費が広がっているとの研究結果が公表された。特に外国人観光客の集客効果により、伝統市場の売り上げを押し上げているという。

韓国・国立ハンバッ大学のイ・ソンホ教授らは、オリーブヤングとの産学協力で進めた「アンカーストアを通じた商圏・地域活性化」の研究結果を公表した。

代表例は2026年4月末、ソウル市鍾路区の広蔵市場内にオープンしたオリーブヤング広蔵マーケット店。約244坪の店舗で、1960~70年代のレトロな雰囲気を取り入れた特別店舗となっている。売上高の約80%を外国人客が占める。

研究チームが外国人向け税還付の金額と件数を分析したところ、同店の開店後4カ月間(5~8月)、広蔵市場商圏の外国人による売上高は60億ウォン(約6億2000万円)、購入件数は5万7677件となった。開店前の4カ月間と比べ、売上高は13%、購入件数は48%増加した。

税還付を申請していない外国人や、還付手続きに対応していない小規模店舗も多いことから、研究チームは実際の売り上げ増加幅はさらに大きい可能性があるとみている。

ほかの伝統市場でも同様の傾向が確認された。2021年から2024年11月までに新規出店または改装したオリーブヤング411店舗を対象に、半径1キロ以内の伝統市場のカード売り上げを調べたところ、出店後1年間の売上高は出店前の1年間に比べ7.9~18.3%増加した。

飲食店では最大18.3%、カフェ・ベーカリー17.3%、薬局12.1%、コンビニ8.7%、ファッション・雑貨店8.2%の売り上げ増加が確認された。

消費者809人への調査では、オリーブヤング来店客の69.8%がダイソーやカフェ、コンビニなど別の店舗も併せて利用すると回答した。また、オリーブヤングが地域社会に貢献している分野として66.7%が「地域観光の活性化」を挙げた。

研究チームは、化粧品の購入や商品探しを目的に訪れる客を集めるオリーブヤングが、その集客力によって周辺店舗への消費を促し、地域経済の活性化につながっていると分析。特に外国人観光客の多い地域では、その消費が伝統市場にも広がっていると評価している。

広蔵市場の商店関係者も、オリーブヤングの出店後は若者や外国人の来訪が増えたと説明。取り扱う商品の多くが市場の商品と重ならないため、出店時にも大きな反対はなかったとしている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News