韓国ビール最大手が焼酎市場に参入…新商品「チャルラン」でハイト眞露に対抗
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【10月03日 KOREA WAVE】韓国のビール市場で首位に立つOBビールが、新たな焼酎ブランド「チャルラン」を発売し、ハイト眞露との競争を本格化させる。両社の競争はビール市場から焼酎市場へ、さらに焼酎とビールを混ぜて飲む「ソメク」の販売競争へと広がりつつある。
OBビールは9月28日から、ソウル市内と首都圏の飲食店や居酒屋などで新商品「チャルラン」の販売を開始する予定だ。
チャルランはアルコール度数15%の希釈式焼酎で、OBビールが韓国国内市場で初めて発売する焼酎ブランドとなる。
これまで両社は、OBビールの「CASS(カス)」とハイト眞露の「TERRA(テラ)」を中心に、ビール市場で長年競争してきた。
ただし、商品構成には大きな違いがあった。ハイト眞露は「チャミスル」「ジンロ」などの焼酎ブランドに加え、ビールのテラも展開している。一方、OBビールはカスを中心としたビール事業に注力してきた。
この違いは、焼酎とビールを一緒に提供する飲食店や居酒屋などの業務用市場で特に顕著だった。
ハイト眞露は、テラとチャミスルを組み合わせた通称「テスラ」など、焼酎とビールを混ぜる韓国独自の飲酒文化を販売促進に活用してきた。
一方、OBビールにはカスと組み合わせて販売できる自社の焼酎ブランドがなかった。
しかし、チャルランの発売によって、OBビールも焼酎とビールを同時に展開できる商品構成を整えた。カスとチャルランを組み合わせた「カスラン」を打ち出し、飲食店や居酒屋での販売拡大を狙う。
OBビールの参入は、焼酎市場でハイト眞露と競争してきたロッテ七星飲料にとっても新たな競争要因となる。
ロッテ七星飲料は「チョウムチョロム」や「セロ」などの焼酎ブランドを展開しているが、強力なビールブランドを持つOBビールが加わることで、焼酎市場の競争は一段と激しくなるとみられる。
ただし、既存メーカーの高い市場占有率が、新規参入するOBビールにとって課題となる。
2025年の累計販売数量を基準とした韓国の焼酎市場シェアは、ハイト眞露が66.2%、ロッテ七星飲料が17.6%で、2社合計83.8%を占めている。
チャミスルやジンロ、チョウムチョロム、セロなど、消費者になじみのあるブランドが市場を占めているためだ。
そこでOBビールが最初に狙うのは、スーパーやコンビニエンスストアではなく、ソウル市内や首都圏の飲食店・居酒屋市場だ。
カスの販売で既に確保している営業網をチャルランにも活用できるため、既存の取引先を中心に販売店舗を増やし、新ブランドの知名度不足を補う戦略だ。
また、焼酎とビールを一緒に楽しむ飲食店市場では、カスとチャルランを組み合わせた「カスラン」を販売促進に活用できる。
新商品のチャルランが単独で既存の焼酎ブランドと競争するよりも、カスの流通網や市場での影響力を活用することで、消費者との接点を早期に拡大できるとの分析もある。
業界関係者は「焼酎は消費者が慣れ親しんだブランドを繰り返し購入する傾向が強く、飲食店や居酒屋で取り扱われるかどうかも重要なため、市場シェアが大きく変動しにくい」と説明した。
そのうえで「OBビールがカスの営業網を活用し、チャルランをどれだけ早く市場に定着させられるかが注目される」と述べた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News