【10月3日 AFP】インドネシア火山地質災害軽減センター(PVMBG)のシティ・スミラ・リタ・スシラワティ所長は2日、アナク・クラカタウ山で先月大規模な噴火が発生した後、周辺海域で二つの「新島」が確認されたと発表した。

アナク・クラカタウ山はジャワ島とスマトラ島を隔てるスンダ海峡に位置し、大規模噴火で崩壊した旧クラカタウ山のカルデラ跡の海中からそびえ立つ。

リタ所長は「欧州宇宙機関(ESA)が運用する地球観測衛星センチネルの画像を分析した結果、アナク・クラカタウ山の周囲に小さな島に似た二つの形成物が確認された」と述べた。

新島の一つはアナク・クラカタウ山の西北西約760メートルの海上に位置し、もう一つは南西約495メートルの海上に位置している。

リタ所長は、これらをアナク・クラカタウ山の「子ども(新島)」と呼ぶのは時期尚早だと指摘した。アナク・クラカタウ山自体、1883年に起きた旧クラカタウ山の大規模噴火の後に残されたカルデラ跡の海中から海底噴火によって誕生した。

「アナク」はインドネシア語で「子ども」を意味する。

リタ所長は、これらの新島がアナク・クラカタウ島の形成過程と同様にカルデラ跡の海中から現れたものなのか、あるいは噴火によって放出された火山灰などの堆積によって出来上がったものなのかを判断するには、さらなる調査が必要だと説明した。

アナク・クラカタウ山の場合、1927年から複数の小さな陸地が浮上しては侵食によって消失する過程を繰り返し、1930年になって初めて消滅しない島として固定化された。

今回発見された二つの新島についても同様に、侵食によって消滅する可能性があるという。

アナク・クラカタウ山は9月、25時間にわたって噴火した。(c)AFP