【10月3日 AFP】ロシア東部シベリア連邦管区イルクーツク州で、女性1人がペストにより死亡した。高官が2日、明らかにした。現地メディアは、接触の疑いがある最大200人が隔離されたと報じている。

独立系メディア「バイカルの人々」などによると、死亡したのはイルクーツク・ペスト対策研究所に勤務する女性検査技師、ダリア・シピロワさん(28)とされる。

同メディアは、シピロワさんがペスト菌入りの試験管を誤って割ってしまったことで肺ペストに感染した可能性があると伝えている。

シピロワさんと接触した疑いのある最大200人が隔離されているという。

ロシア保健省は本件について公式に発表していない。

これに先立ち、隣接する極東連邦管区ブリャート共和国のアレクセイ・ツィデノフ首長はSNSへの投稿で、イルクーツク州で女性1人が「ペストにより死亡した」と報告していた。

ペストはペスト菌によって引き起こされる感染症で、中世に大流行した際は欧州の人口の少なくとも3分の1が死亡し、「黒死病」として恐れられた。

世界保健機関(WHO)によると、肺ペストは非常に感染力が強く、早期に治療しなければ死に至る可能性がある。(c)AFP