ChatGPTで生成したAI画像(c)news1
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【10月02日 KOREA WAVE】中国で制作されたAI(人工知能)ショートドラマが韓国のSNSで相次いで共有され、利用者の関心を集めている。短時間で物語が急展開する手軽さが人気を呼ぶ一方、有害コンテンツや著作権侵害などへの懸念も指摘されている。

普段からドラマや映画を楽しんでいる33歳の視聴者は、秋夕連休中にSNSで初めて中国のAIショートドラマを見た。「最初は『これは何だ、漫画なのか』と思ったが、見ているうちにAI特有の不自然さもあまり気にならなくなった」と話す。

当初はAIで制作された映像への好奇心から見始めたが、次第に技術よりストーリーに関心が移ったという。「ありきたりな話なのに見続けてしまった。完成度だけなら韓国ドラマとは比較しにくいが、短時間で物語を一気に見る面白さがある」とし、続きのエピソードを見るためアプリまでインストールした。韓国語の音声と字幕もあり、中国のコンテンツであることは視聴の大きな障壁にならなかったという。

最近はXなどのSNSで中国製AIショートドラマが共有され、「これを見ていて一晩中眠れなかった」「課金しそうになった」「次の話を探してほしい」といった反応が出ている。

中国国家ラジオテレビ総局によると、2026年1~8月に中国で公開されたマイクロドラマは43万本で、2025年通年の13倍に達した。このうち90%以上がAI技術を活用して制作されたという。AIによって従来の映像制作より費用と時間を抑えられるようになったことが、急増の背景として挙げられている。

光云大学メディアコミュニケーション学部のオ・チャンハク教授は「中国のショートドラマは1~3分程度の短い時間に、速い展開や密度の高い対立、強烈などんでん返しを凝縮している」と説明。転生やタイムスリップ、立場の逆転など、現実で抑圧された感情を爽快に解消する疑似体験が視聴者を引きつける要因だと分析した。

一方、人気の高まりとともにコンテンツ管理や消費者保護も課題となっている。一部には身体の露出や性的な内容を連想させる場面があり、制作のハードルが下がって大量に流通することで、未成年者が不適切なコンテンツに接触しやすくなるとの懸念がある。

AIを使って既存作品を無断で改変したり、実在する人物の顔や声を合成・盗用したりする場合には、著作権や肖像、音声に関する権利侵害も問題となる。

中国当局は有害・低俗な内容や子どもに不適切なコンテンツ、著作権侵害などを理由にマイクロドラマの管理を強化。2026年に入って6万8000本を削除し、その90%以上がAIドラマだった。

韓国でもAI基本法により、生成AIによる成果物にはAIで制作したことを表示する必要があり、国外での行為でも韓国市場や利用者に影響を与える場合は適用対象となる。海外コンテンツでも青少年有害媒体物に該当すれば青少年への流通が制限されるため、実際の流通過程で制度がどこまで実効性を持つかが課題となっている。

オ・チャンハク教授は、既存の有名作品を無分別に改変したり、実在する人物の顔や声を無断で合成・盗用したりすれば、法的紛争や倫理面での信頼低下につながる可能性があると指摘。AIの使用を明確に表示し、データ倫理の順守や品質管理基準などのガイドラインを整備する必要があると述べた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News