【10月2日 AFP】第20回アジア競技大会の柔道女子70キロ級準々決勝で、前田凛が対戦した中国の唐婧に腕をかまれた。唐は試合開始1分ほどで反則負けとなった。

寝技の組み合いとなった際、唐が前田の手首上部にかみ付いたとみられる。前田は立ち上がると、審判に対して腕に残った明らかな歯形を示し、審判員がビデオ判定(ジュリー審査)を行った結果、唐は失格となった。

女子日本代表監督の塚田真希氏はTHE DIGESTの取材に対し、自身の長い競技キャリアの中でも初めての出来事だとし、「アジア大会という大会になると、(顔を)殴られたり、目がはれたりとか。そういうのは歴史上どうしてもあったので。でも、そういうことが起きるだろうなっていうところを、ちょっと想定をしていなかった」と困惑の様子を見せた。

塚田監督によると、前田は該当箇所にテープを巻いていたにもかかわらず、噛み跡がはっきりと残っていたという。

「流血するんじゃないかっていうぐらいの感じだったんですけど、消毒とかそういう話にはならなかったんですけど、くっきり(歯型が)しっかり付いてましたね」

災難に見舞われた前田だったが、その後も集中を切らすことなく勝ち進み、決勝でカザフスタンの選手を破って金メダルに輝いた。(c)AFP