韓国で中国軍出身の2人を起訴、韓米軍施設周辺で通信傍受…13.9TBのデータ保存
このニュースをシェア
【09月30日 KOREA WAVE】韓国と米国の軍事施設周辺で軍の通信を傍受し、軍事機密を持ち出したとして、中国人民解放軍出身の2人が起訴された。
法曹界によると、水原地検平沢支庁は9月1日、一般利敵罪と通信秘密保護法違反の罪に問われた中国籍の60代の男を起訴した。
検察はまた、共犯とされる中国籍の朝鮮族の40代の男も拘束したまま起訴した。
起訴状によると、60代の男は中国人民解放軍参謀部所属の通信傍受部隊で約40年間勤務し、中校(韓国軍の中佐級)の階級で退役した元軍人。
2024年3月から2026年8月まで計13回にわたり、全羅北道の群山空港や釜山、平沢にある海・空軍基地、米軍基地キャンプ・ハンフリーズ(K-6)などで軍の通信を傍受した罪に問われている。
男は空港や軍事基地周辺のホテルにSDR(ソフトウェア無線)受信機やアンテナ、ノートパソコンなどを設置し、軍用機と管制塔の間の通信を傍受したとされる。
さらに、韓国への出入国を繰り返しながら、傍受して収集した情報などを外付けハードディスクに保存し、中国へ持ち出した疑いもある。保存されていたデータは13.9テラバイトに達した。
一方、40代の男も1998年から2006年までの8年間、中国人民解放軍の特殊部隊や公安局で勤務した経歴があり、中国共産党員だったことも明らかになった。
2009年に短期訪問ビザで初めて韓国に入国し、2016年から在外同胞資格で滞在。2021年11月から2026年5月まで、平沢のK-6正門付近で軍用品店を経営していた。
男はK-6に勤務する軍属らに贈り物や食事を提供して接近し、韓米合同軍事演習を含む各種軍事関連資料や指揮部の人事情報などを計12回にわたって入手した罪に問われている。
また、自身の携帯電話でK-6内部の兵器の移動状況を直接観察、撮影したとされる。収集した資料をメッセンジャーで身元不明の人物に送ったり、SNSに掲載したりするなど、計7回にわたり流出させた疑いも持たれている。
さらに、競売などを利用して在韓米軍の軍用品85点を入手し、保管していた罪にも問われている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News