【9月30日 AFP】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記について、韓国の情報機関、国家情報院が「極度の肥満」だと分析していることが30日、明らかになった。

ヘビースモーカーで、以前から肥満状態の金氏の健康問題は、北朝鮮で同氏が急死した場合、最高権力の後継者問題や核武装国としての体制安定性の問題が生じかねないため、国際社会から注視されている。

韓国の尹建永(ユン・ゴニョン)議員が国家情報院からの報告として明らかにしたところによると、金氏の「健康状態は『極度の肥満』に分類され、体重は140キロを超えている」。

金氏は「心血管疾患のハイリスク群」に分類されるが、階段を駆け上がることができるなど、体を動かすことに全く問題は見られず、「専属の医療チームが継続的に観察しているため、健康上の問題の兆候は見られないと判断されている」という。

金氏の健康をめぐっては、2020年に北朝鮮の初代最高指導者、故金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日(太陽節)の式典を欠席し、約20日間にわたって公の場から姿を消した際、手術後に重体に陥ったのではないかとのうわさが広がった。

核・ミサイル開発計画をめぐり複数の制裁を受ける北朝鮮は長年、国家主導型経済の低迷・機能不全や慢性的な食糧不足に苦しんでいる。

国連のエリサベス・サルモン特別報告者(北朝鮮の人権担当)も今年2月、北朝鮮における主要な人道上の懸念事項として慢性的な食糧不足を挙げた。

だが、2019年のベトナム・ハノイでの米朝首脳会談の際に金氏の専属シェフ2人と共に仕事をしたメトロポール・ホテルのエグゼクティブ・シェフを務めるポール・スマート氏は同年、金氏はレアの肉や高級食材を好む傾向があったと証言した。

金氏は舌が肥えており、キャビアやロブスター、フォアグラといった豪華な食材を好み、美食を心ゆくまで堪能していたという。(c)AFP