旧統一教会のハン・ハクチャ(韓鶴子)総裁が、政治資金法違反や横領などの罪に関する判決を受け、ソウル中央地裁を出る様子=2026年8月31日(c)news1
旧統一教会のハン・ハクチャ(韓鶴子)総裁が、政治資金法違反や横領などの罪に関する判決を受け、ソウル中央地裁を出る様子=2026年8月31日(c)news1

【09月30日 KOREA WAVE】韓国で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)をめぐる政教癒着疑惑で起訴され、一審で計2年の実刑判決を受けたハン・ハクチャ(韓鶴子)総裁の勾留執行停止期間が10月20日まで延長された。ソウル高裁が29日、ハン総裁が申請した勾留執行停止期間の延長を認めた。

これにより、9月30日午後6時までだった勾留執行停止期間は10月20日午後3時まで延長された。この期間、ハン総裁は治療を受ける病院だけに滞在でき、事件関係者と直接、間接を問わず接触や連絡を取ることはできない。

勾留執行停止は、被告に重病や出産、家族の葬儀など緊急の事情がある場合、一時的に身柄を解放する制度。

2025年10月に勾留起訴されたハン総裁は、2026年3月末から健康状態の悪化などを理由に勾留執行停止の決定を受け、その後も複数回にわたり延長を申請し、病院に滞在しながら裁判を受けてきた。

8月に一審で実刑判決を受けたハン総裁は同日、高齢のため拘置所での生活が困難であることなどを理由に期間延長を申請し、裁判所が認めていた。

控訴審の初公判は10月13日午後2時に開かれ、ハン総裁による保釈申請についての審理も予定されている。

ハン総裁は元秘書室長や旧統一教会の元世界本部長と共謀し、2022年1月ごろ、野党「国民の力」のクォン・ソンドン(権性東)元国会議員に政治資金1億ウォン(約1040万円)を現金で渡したほか、同年3~4月ごろ、旧統一教会の団体資金1億4400万ウォン(約1500万円)を同党の国会議員らに寄付した罪に問われている。

また、元世界本部長と共謀し、2022年7月に2回にわたり、キム・ゴニ(金建希)氏に英宝飾ブランド「グラフ」のダイヤモンドネックレスなど計8000万ウォン(約830万円)相当の金品を渡した罪にも問われている。不法な政治資金や高額な金品の購入に旧統一教会の資金を流用した罪も適用された。

一審は政治資金法違反の罪で懲役1年、不正請託および金品等授受禁止法違反と業務上横領の罪で懲役1年を言い渡した。

この一審判決を不服として、ハン総裁側とキム・ゴニ氏をめぐる疑惑を捜査する特別検察チームの双方が控訴している。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News