【9月29日 AFP】タイ政府は29日、首都バンコクでの洪水被害により4人が死亡したことを明らかにした。9月中旬以降、同国では広い範囲で大雨とそれに伴う洪水が発生しており、これまでに23人の死亡が確認されている。

タイ防災減災局(DDPM)によると、バンコクでは約70万人が被災した。

バンコク市当局が約48時間に及ぶ断続的な大雨を受けて全市規模の災害事態を宣言してから3日が経過した29日時点でも、市内の一部では冠水が続いている。

市当局によると、学校は2日連続で休校となっており、市内230か所以上の避難所に7000人近くが身を寄せている。

DDPMの声明によると、洪水はタイの全77県中29県に広がっている。死者はバンコクで4人、首都と海に面するサムットプラカーン県で8人、東部のサケーオ県で6人が確認された。チャンタブリー県、アユタヤ県とサラブリー県でも死者が出ている。

排水ポンプは連日フル稼働しているが、バンコクのチャッチャート・シッティパン知事は27日、水が完全に引くまで「最長で1週間」かかる可能性があるとの見解を示した。

科学者らは、化石燃料の排出に伴う地球温暖化の加速により、異常気象の頻度と激しさが増大すると警鐘を鳴らしている。(c)AFP