文世光事件描く韓国映画、「歴史歪曲」と政界から批判相次ぐ…制作側「政治的な目的ない」
発信地:韓国
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韓国・北朝鮮
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【09月29日 KOREA WAVE】1974年に韓国のパク・チョンヒ(朴正煕)大統領(当時)の妻ユク・ヨンス(陸英修)氏が射殺された事件を題材にした韓国映画「暗殺者(たち)」に対し、保守系政界を中心に「歴史を歪曲している」との批判が噴出している。当時の捜査当局の結論と異なり、背後関係に疑念を投げかける内容が含まれているためで、政治的な意図を持った描写だとして反発が強まっている。
映画は、1974年8月15日に起きた大統領夫人狙撃事件の真相を追うミステリー作品。「八月のクリスマス」などで知られるホ・ジノ監督がメガホンを取り、ユ・ヘジン、パク・ヘイル、イ・ミンホらが出演している。当時の公式発表ではムン・セグァン(文世光)による凶行と結論づけられたが、本作では夫人を直撃した銃弾の出所や事件の背後に疑問を呈する描写がなされているとされる。
これに対し、保守系与党「国民の力」のチャン・ドンヒョク(張東赫)代表は自身のSNSで「夫人の銃撃の背後にパク大統領本人がいるかのような荒唐無稽なストーリーだ」と反発。同党のユ・ヨンハ(柳栄夏)議員も「歴史的事実を巧妙にねじ曲げており、明らかな政治的プロパガンダだ」と非難した。
騒動を受け、映画の制作陣は28日に公式コメントを発表。「公開された記録や資料を基に映画的想像力を加えた劇映画であり、既存の事実を否定・歪曲する目的で制作されたものではない」と弁明した。さらに「特定の人物を事件の黒幕と規定しておらず、政治的意図もない。創作物として受け止めてほしい」と釈明に追われている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News