韓国政府、ウクライナに公式謝罪要求…北朝鮮兵捕虜の移送公表で「信頼を深刻に損ねた」
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【09月29日 KOREA WAVE】韓国政府は、北朝鮮兵捕虜の韓国への移送を一方的に公表したとして、ウクライナ側に強い遺憾の意を示し、公式な説明と謝罪を求めた。
特にウクライナ大統領府が、韓国との間に非公開とする合意はなかったとの立場を示したことについて、韓国政府は「虚偽の発表」だと反論しており、両国間の外交的な摩擦が強まっている。
韓国外務省によると、パク・ユンジュ第1次官は28日午後、ベシュキン駐韓ウクライナ大使代理を外務省に呼び、北朝鮮兵捕虜の移送問題について韓国政府の厳しい立場を伝えた。
パク次官は、北朝鮮兵捕虜の移送について韓国とウクライナの間で明確に対外非公開とする合意があったにもかかわらず、ウクライナ側が十分な事前説明や具体的な協議をせず、国連総会で公表したとして強い遺憾の意を示した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は23日(現地時間)、米ニューヨークで開かれた国連総会の演説で、ウクライナ軍が捕虜とした北朝鮮兵2人を最近韓国に送ったと明らかにした。
韓国政府は、北朝鮮兵捕虜の移送をめぐってウクライナ側と非公開で協議を進め、移送の事実についても公表しないことで合意していたとの立場だ。
イ・ジェミョン(李在明)大統領も24日、「北朝鮮兵捕虜の韓国移送問題は、外交、安全保障、朝鮮半島情勢に大きな影響を及ぼす非常にデリケートな議題だ」と述べ、非公開とするのが妥当であり、ウクライナ側ともそのように合意していたと説明した。その上で、ウクライナ側が公表したことに遺憾の意を示した。
一方、ウクライナ側は非公開の合意があったとする韓国政府の説明を否定している。
ウクライナ大統領府は、北朝鮮兵捕虜の韓国移送は韓国との直接対話を経て実現したとしながらも、韓国へ送った事実そのものを非公開にする合意はなかったとの立場を示した。
ゼレンスキー大統領のコミュニケーション担当顧問ドミトロ・リトビン氏も、非公開の合意があったとの主張について「そのような合意はなかった」との趣旨で公に反論した。
韓国政府は、こうしたウクライナ側の対応についても問題視している。
パク次官は、ウクライナ側が非公開の合意はなかったと発表したことについて、「両国政府間の信頼を深刻に損ない、両国の友好関係に支障をもたらす行為」だとする韓国政府の立場を伝えた。
その上で、北朝鮮兵捕虜の移送を一方的に公表したことに加え、非公開の合意まで否定したとして、ウクライナ政府による公式な説明と謝罪を要求し、再発防止を求めた。
韓国大統領府も27日夜、ウクライナ側が非公開の合意を破った上、その合意自体を否定する「虚偽の発表」をしたとして、公式な説明と謝罪を要求していた。
ベシュキン大使代理は韓国政府の立場を注意深く聞き、ウクライナ政府に正確に報告するとの考えを示したという。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News