韓国・非武装地帯で58秒間隔の連続爆発、負傷者抱え「20メートルの脱出路」確保
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【09月29日 KOREA WAVE】韓国西部戦線の非武装地帯(DMZ)で21日、韓国軍の兵士らが約200メートルの新たな捜索路を開拓して撤収を準備していた際、工兵の足元で地雷とみられる爆発が起きた。約58秒後には、負傷した工兵に近づいた捜索大隊長の足元でも2回目の爆発が発生した。
韓国合同参謀本部は28日、国防省で開いた合同現場調査の中間結果発表で、当時の状況や負傷者の救助・搬送過程を明らかにした。
作戦に投入されたのは計18人。北朝鮮軍が軍事境界線(MDL)付近に地雷を埋設したとみられる「地形の変化」を国連軍司令部と現地調査するため、新たな捜索路をつくることが目的だった。
工兵らは地雷探知と草刈りを繰り返しながらMDL方向へ約200メートル進んだ。大隊長がMDLに近づいたと判断し、作戦終了と撤収を決めた直後、工兵が左足を踏み出した瞬間に最初の爆発が起き、周囲の兵士3人が倒れた。
大隊長も負傷した工兵に近づいたところで2回目の爆発に巻き込まれ、左足首に重傷を負ったほか、右太ももなどにも破片による負傷を負った。同行していた情報参謀も顔などを負傷した。
事故現場から約800メートル離れた監視所(GP)の集音装置には、似た爆発音が58秒間隔で記録されていた。作戦に参加した兵士らも、実際の爆発間隔は約1分だったと証言した。
2回目の爆発後、それまで通ってきたルートも安全とは判断できなくなった。工兵は負傷者を連れて現場を脱出するため、事故前より慎重に退路を確認した。
先頭の工兵はひざをつき、地雷を探すための探針で地面を5~10センチ間隔で突きながら埋設物の有無を確認。必要な場所では土を慎重に取り除き、約20メートルの脱出路を確保した。
最初の爆発地点から約1メートル離れた場所では、四角形の地雷とみられる物体も見つかった。地表から約5~10センチ下に埋まっており、目撃した工兵は、茶色系の四角い形で、表面は滑らかなプラスチック素材のように見えたと証言した。
合同参謀本部は北朝鮮軍の木箱型地雷と形が似た樹脂製の対人地雷とみているが、現場調査チームが物体を直接確認していないため、追加調査で確認する方針だ。
爆発後、兵士らは止血帯で負傷者の出血を抑えた。重傷の大隊長らは兵士が交代しながら約200メートル離れたヘリコプターのホイスト搭乗地点まで運んだ。現場は草木が生い茂り、傾斜もあったため、搬送を終えた時には作戦要員の大半が疲労困憊の状態だったという。
軍は医療搬送ヘリ3機を順次投入し、国連軍司令部からDMZへの緊急ヘリ進入の承認を得て負傷者らを搬送した。救急隊員は、現場での迅速な止血と応急処置が出血を抑え、被害拡大を防ぐのに役立ったと評価したという。
作戦に参加した18人は全員、韓国軍首都病院に搬送された。現在までに15人が退院し、重傷者2人と軽傷者1人が入院治療を受けている。
合同参謀本部は事故地点の調査を続け、兵士らが目撃した地雷とみられる物体や残骸などを追加で確認する方針だ。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News