韓国、南北往来が6年以上途絶えても出入境施設に41億7600万ウォン…2027年予算は5.3%増
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韓国と北朝鮮の陸路での往来が6年以上途絶え、北朝鮮が京義線と東海線の接続区間を爆破したにもかかわらず、韓国政府が2027年の南北出入境施設の管理予算として41億7600万ウォン(約4億6000万円)を計上したことが分かった。南北関係が冷え込む中、予算が過大ではないかとの指摘が出ている。
特に、韓国国会が職員の配置転換などによる運営経費の削減を求めていたにもかかわらず、予算は2026年比で5.3%増加した。
韓国統一省の「2027年度予算案事業説明資料」によると、南北鉄道・道路出入境施設の管理予算は、2026年の39億6500万ウォン(約4億3600万円)から、2027年には41億7600万ウォン(約4億6000万円)へと増額された。
南北間の出入境業務は、東海線では2019年2月、京義線では2020年1月を最後に中断している。
北朝鮮は2024年10月15日、軍事境界線の北側にある京義線と東海線の道路・鉄道の一部を爆破。17日には接続区間を完全に封鎖したと発表した。
一方、韓国側には統一省が管理する出入境施設や物流センターなど、計55棟の建物が残されている。
国会予算決算特別委員会は、2024会計年度の決算審査で、事実上使用されていない南北出入境施設の運営経費を最小限に抑えるよう統一省に要求した。施設管理などを担当する職員54人を、可能な限り他部署へ配置転換するよう求めたものだ。
しかし、事業説明資料によると、施設管理・清掃を担当する職員は2023~2025年が各54人、2026年は48人だったにもかかわらず、2027年の人件費は京義線34人、東海線20人の計54人を前提に算出されている。
さらに、特別警備員17人分の外部委託費も別途計上された。
出入境審査施設の管理費は、2026年の32億5800万ウォン(約3億5800万円)から、2027年には34億7300万ウォン(約3億8200万円)に増加した。
内訳では、職員の人件費が20億9800万ウォン(約2億3100万円)、特別警備の外部委託費が9億200万ウォン(約9900万円)、雇用関連の事業主負担金が4億2200万ウォン(約4600万円)となっている。一方、老朽施設の改修費は7億300万ウォン(約7700万円)に減額された。
予算の未使用も続いている。2024年には3億4200万ウォン(約3800万円)、2025年には2億4100万ウォン(約2700万円)が使われずに残った。
2025年は出入境審査施設の管理費だけで2億400万ウォン(約2200万円)が未使用となり、このうち8400万ウォン(約920万円)が人件費だった。統一省は2026年も2億400万ウォン(約2200万円)が未使用になると見込んでいる。ただし、職員数の違いが予算未使用の原因とは断定できない。
統一省は、韓国側施設の維持管理や老朽施設の安全確保に加え、国家保安施設として24時間体制で監視する必要があると説明している。
国会からの経費削減要求については、南北間の往来が再開する可能性なども考慮しながら、運営費を削減できる施設管理方法を検討する方針を示した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News