大型暴風雨「ノーイースター」で死者、大規模停電や交通混乱も 米北東部
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■各地で大きな被害
複数の地元メディアの報道によると、ニューヨーク市住宅公社の職員1人が26日、倒れてきた木の下敷きになり死亡した。
国内の空港でも混乱が相次いだ。航空情報サイト「フライトアウェア」によると、全米で500便以上が欠航し、約6000便に遅延が生じた。
ボストンのローガン国際空港では27日夕時点で、予定されていた運航便の約4分の1に相当する172便が欠航。ナンタケット島やマーサズ・ビンヤード島の規模の小さい空港では、全体の約3分の1の便が欠航した。
ノースカロライナ州沖の細長い砂州群(バリアーアイランド)を走る有名な「州道12号線」は今週、高波による冠水や崩落で通行不能となり、一部の島民が本土から孤立した。地元の交通局が公開した画像には、地震被害を思わせる破損したアスファルトに高波が打ち寄せる様子が写っていた。
米東海岸各地で撮影された映像には、沿岸部の住宅が大波に見舞われる様子や、冠水した市街地の道路をカヤックで進む人々の姿が収められていた。
ノーイースターは、ハリケーンと極めて酷似して見えることがあるが、両者は発生のメカニズムが異なる。
ハリケーンが主に夏後半から秋口の暖かい時期に発生し、熱帯の暖かい海水からエネルギーを得るのに対し、ノーイースターは9月から4月にかけて発生しやすく、カナダから吹き込む北極からの冷たい空気と、大西洋沿岸の比較的温暖な空気が混ざり合うことで勢力を拡大する。(c)AFP/Paul BLAKE