【9月28日 AFP】イスラエルのギドン・サール外相は27日、サッカーのアイルランド代表チームがパレスチナ自治区ガザ地区での戦闘を巡って、イスラエル代表との試合で黒い腕章を着用したことについて、「歴史の誤った側に立っている」と猛反発した。

ガザでのイスラム組織ハマスとの戦闘を理由に、アイルランドサッカー協会(FAI)にはUEFAネーションズリーグのイスラエル戦をボイコットするよう強い世論の圧力がかかっていた。

アイルランド代表チームは26日に試合に臨むかどうかの投票を実施し、最終的にプレーすることを決めたものの、「紛争で失われたすべての命のために」として黒い腕章を着用してプレーした。

サール氏はX(旧ツイッター)への長文投稿の中で、1939年にドイツと敵地ブレーメンで対戦した際に、アイルランド代表チームがナチス式の敬礼を行ったことに言及した。

さらに、第2次世界大戦中のアイルランドの中立姿勢や、アドルフ・ヒトラーの死後に当時のイーモン・デヴァレラ首相がダブリンのドイツ大使館へ哀悼の意を表したことにも触れた。

サール氏は「約90年が経過した。アイルランドが歴史の誤った側に立つという独特の才能は健在だ。当時、彼らはナチス式敬礼を行った。今回はパレスチナのテロリズムの側に立っている」と非難した。

アイルランドではパレスチナへの強い支持があり、2024年にはパレスチナを国家として承認している。

ハンガリー・デブレツェンでイスラエルのホーム扱いとして行われたこの一戦の前には、通常行われる選手間の握手は交わされず、ペナント交換も行われなかった。試合はアイルランドが3-0で勝利した。

10月4日にはセルビアで、アイルランドのホーム扱いとなる再戦が行われる。(c)AFP