警察が失踪届を虚偽の内容で終結させた事件で、死亡した30代女性の遺族と弁護士が遺体の見つかった済州市翰林邑のヤシ畑を確認している=2026年9月4日(c)news1
警察が失踪届を虚偽の内容で終結させた事件で、死亡した30代女性の遺族と弁護士が遺体の見つかった済州市翰林邑のヤシ畑を確認している=2026年9月4日(c)news1

【09月28日 KOREA WAVE】韓国・済州島で、失踪届を警察官が虚偽の内容で終結させた事件を巡り、死亡した女性の遺族が、国民の生命と安全を守れなかった責任を問うとして、国と担当警察官を相手取り損害賠償請求訴訟を起こした。

法曹界によると、死亡したチャン・ミランさんの遺族は23日、韓国政府と、当時失踪事件を担当した済州西部警察の34歳の警察官を相手取り、1億ウォン(約1000万円)の損害賠償を求める訴訟をソウル中央地裁に起こした。

遺族側は「今回の国家賠償請求訴訟を通じ、国が国民の生命と安全を守る責任を決して軽く考えてはならないことを確認してもらいたい」と説明した。

さらに「この事件を契機に、失踪事件の受理、捜索、終結、事後管理の制度とシステム全般が再点検、改善され、二度とこのような悲劇が繰り返されないことを願う」とした。

遺族側は、担当警察官による故意の違法行為に加え、1人の警察官による異常な業務処理に対して管理・監督がなかった上司らの業務上の重大な過失についても、厳しく責任を問うとしている。

チャンさんは8月24日、済州市翰林邑付近の林で遺体となって発見された。失踪から104日後だった。

担当警察官は5月、チャンさんの交際相手から失踪届を受けた後、「チャンさんと連絡が取れた」と虚偽の説明をして事件を終結させた疑いなどで、9月18日に拘束起訴された。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News