韓国、北朝鮮兵捕虜の移送公開でウクライナに説明と謝罪要求 「信頼損ねた」
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【9月28日 AFP】韓国大統領府は27日、同国へ移送された北朝鮮兵士の捕虜2人をめぐり、非公開の合意内容をウクライナ側が否定したことを受け、ウクライナに対して説明と謝罪を求めた。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、先週の国連(UN)総会での演説で、同国の捕虜になった北朝鮮兵2人を韓国に引き渡したと明らかにしていた。演説では、2人を「生け捕りにするのは容易ではなかった」としていた。
この演説から数時間後、韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領はX(旧ツイッター)への投稿で「ウクライナ側がなぜ合意を破り公表したのか理解に苦しむ。大変遺憾だ」と苦言を呈した。
これに対し、ゼレンスキー氏の側近、ドミトロ・リトビン氏は記者団に対し、ウクライナは「開かれた国」であり、非公式に捕虜を引き渡すのは不自然だと反論。「一連の経緯から、北朝鮮兵が大韓民国に引き渡されたという事実のみを公表したにすぎない」と述べた。
ウクライナ側の反応を受け、韓国大統領府の成耆洪(ソン・ギホン)広報首席秘書官は27日夜の声明で、「ウクライナ側が両国間の守秘義務合意に違反し、一方的に公表したこと自体が極めて重大な問題だ」と指摘し、「守秘義務合意自体がなかったとするウクライナ大統領府の虚偽の主張は、両国政府間の信頼を著しく損ない、両国の友好関係を深く傷つけるものだ」と述べた。
また、韓国大統領府として「公式な説明と謝罪」を要求しているとし、「本件に関して必要とされる追加措置を検討中だ」と付け加えたが、具体的な内容については言及しなかった。
ウクライナは昨年初め、ロシア側として戦闘に参加していた北朝鮮軍のうち兵士2人を拘束した。韓国の国会議員によると、北朝鮮兵2人は韓国で「普通の生活」を送ることを希望しているとされる。
韓国憲法には、北朝鮮人を含むすべての朝鮮民族を韓国国民とみなす規定がある。当局者らはウクライナで捕虜となった北朝鮮兵にもこの規定が適用されるとの認識を示している。(c)AFP