バンコク、豪雨で全域を災害地域に指定 1000人近く避難
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【9月27日 AFP】タイの首都バンコクで約2日間にわたり豪雨が続き、住宅や店舗、道路が浸水したことを受け、バンコク都庁は26日、市内全域を洪水災害地域に指定した。
一部地域では24日午後から26日朝にかけて300ミリを超える降水量が観測された。これを受け、バンコク市内全50区が洪水災害地域に指定され、地元当局などに災害対応のための特別な権限が与えられた。
26日にはタイ国内の21県でも洪水が報告されており、27日もさらなる雨が予想されている。
アヌティン・チャーンウィーラクン首相は、英ロンドン訪問を切り上げて帰国した。
バンコクのチャッチャート・シッティパン知事は26日、SNSへの投稿で、「雨がやめば、排水には2~3日かかる」との見通しを示し、近隣県と協力して「バンコクに流れ込む水量を最小限に抑えようとしている」と説明した。市内の排水ポンプ施設はフル稼働しており、毎秒約1200立方メートルを排水しているという。
チャッチャート氏によると、約980人が一時避難所に身を寄せており、当局は寝たきりの36人を病院に搬送した。また、食料不足の懸念はないとして、「パニックになる必要はない」と強調した。
当局は、週明けの28日に学校を休校とすると発表し、一部の職員には在宅勤務を求めている。
バンコクで露店商を営むソムキット・プークンガムさん(67)は「水がどんどん入ってきます。今は外に出るのも難しいです。水位はもう腰くらいまであります。どこにも行けません。もう2日間、店を閉めています」と話した。
バンコク在住のアヌティン・ミーチャムナンさん(63)は「ここに長年住んでいますが、何日も雨が降り続けるこんな状況は初めてです」と語った。
タイでは2011年にも広範囲で洪水が発生し、500人以上が死亡、数百万戸の住宅が被害を受けた。(c)AFP