ロシア下院選最終結果、与党が過去最多349議席 ウクライナ侵攻の帰還兵46人当選
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【9月26日 AFP】ロシアの中央選挙管理委員会は25日、下院選(定数450)の最終結果を発表した。ウラジーミル・プーチン大統領の与党「統一ロシア」が過去最多の349議席を獲得して圧勝した。ウクライナ侵攻に参加した帰還兵46人が当選し、議会の約1割を占めることになった。
ロシアのウクライナ侵攻開始後初めてとなった下院選は、今月18~20日に実施され、ロシアが一方的に併合を宣言したウクライナ東部・南部4州のロシア軍占領地域でも投票が行われた。
体制に迎合的な「体制内野党」は参加を認められたが、ウクライナ侵攻に反対する改革派野党「ヤブロコ」は除外された。
プーチン政権下での選挙は、ロシア大統領府(クレムリン)による徹底した統制で運営されている。
中央選挙管理委員会のエラ・パンフィロワ委員長によると、統一ロシアは全450議席のうち349議席を獲得した。2016年の343議席を上回る過去最高の議席で、3分の2以上の「スーパーマジョリティー」を確保した。
パンフィロワ委員長は首都モスクワで記者会見し、ウクライナでの「特別軍事作戦」に参加した帰還兵46人が当選したと述べた。うち41人は統一ロシア所属だという。
クレムリンはウクライナ侵攻を開始して以来、帰還兵を優遇し、権力のある地位を与えようとしている。
プーチン大統領は、ウクライナ侵攻の帰還兵こそがロシアの「ニューエリート」になるべきだと強調している。
クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は記者会見で、多数の帰還兵が下院議員になることについて問われると、「大変素晴らしいことだ」「ロシアの英雄たちの経験が必要とされている」と歓迎。
「彼らの意見」を下院の政策に反映させるだろうと付け加えた。
一方、欧州連合(EU)は、ロシア下院選を「名ばかりの」選挙、「見せかけの民主主義」と批判した。
欧米諸国もまた、ウクライナのロシア軍占領地域で行われた「イカサマ投票」を糾弾した。
ロシア当局から「好ましくない」に指定され亡命先で運営されている同国の独立系紙ノーバヤ・ガゼータ・ヨーロッパは、選挙監視員や候補者、政党関係者らの証言として、各地の投票所で圧力がかけられていたと報じた。
同紙は、統一ロシアの実際の獲得議席は選管発表を大きく下回っていた可能性が高く、プーチン氏が望む結果を演出するために「当局は大規模な操作を余儀なくされた可能性が高い」と指摘した。
プーチン氏は1999年の大みそかに大統領代行に就任して以来、四半世紀以上にわたりロシアの最高権力者として君臨しており、同氏率いる統一ロシアも2000年代初頭からロシア政治を支配し続けている。(c)AFP