11歳の障害児を虐待して死亡させたとして起訴された祖母(左)と牧師(c)news1
11歳の障害児を虐待して死亡させたとして起訴された祖母(左)と牧師(c)news1

【09月25日 KOREA WAVE】韓国・天安市で、障害のある11歳の孫を長時間にわたり鎖で拘束し、死亡させたとして起訴された祖母と牧師の初公判が開かれ、具体的な虐待の内容が明らかになった。

大田地裁天安支部は、児童虐待犯罪処罰特例法違反(児童虐待致死)などの罪で起訴された55歳の祖母と62歳の女性牧師の初公判を開いた。

検察によると、祖母は2013年から牧師の教会に通い、親交を深めた。障害のある被害児童は主に牧師の養子が世話をしており、祖母と養子は2021年12月から児童への虐待を始めた。互いに虐待していることを知りながら放置していたという。

児童が病院を退院した後、虐待はさらに激しくなった。祖母は2026年7~8月、児童が教会から逃げ出して警察に通報したことに腹を立て、複数回にわたり暴行したとされる。

牧師も8月2日、児童が再び外部に虐待を訴えたことを受け、液体タイプの塗り薬を目や口に塗り、ティッシュで口をふさぐなどしたとされる。

さらに児童が通報できないよう大人用のおむつを着けさせ、手首に鎖をかけてベッドにつないだ。児童は38時間にわたって拘束され、高熱が出た後に死亡した。

祖母は初公判で、起訴された内容をおおむね認めた。また、警察による1、2回目の取り調べでは牧師をかばうため一部虚偽の供述をしたが、3回目から事実を話したと明らかにした。

牧師も虐待行為については大半を認めたものの、虐待と死亡との因果関係が説明されていないとして、明確な立場を示さなかった。

牧師側の弁護士は「犯行自体を否認しているわけではないが、被害児童の司法解剖結果を確認できていない」と説明。死因を確認した後、証拠に同意するかどうかを決めるとしている。

次回公判は10月21日に開かれる。

一方、警察は牧師の養子についても、事件現場に一緒にいたとして同じ容疑で立件し、捜査を進めている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News