韓国のタクシー会社「中国籍歓迎」…運転手不足で外国人採用へ
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「月給300万ウォン(約32万円)以上、中国籍(同胞)歓迎します」
韓国のタクシー業界が深刻な運転手不足を受け、外国人の採用に乗り出している。高齢化や待遇などを背景に法人タクシーの運転手が減少する一方、外国人運転手は増加傾向にある。
最近、ソウルの法人タクシー会社がオンライン求人サイトに、中国語で「中国同胞の皆さんを心から歓迎します」とする運転手募集の求人を掲載した。
会社側は月収について「勤務形態や能力によって230万~600万ウォン(約25万~64万円)と幅があり、平均収入は300万~400万ウォン(約32万~43万円)」と説明。中国籍でも在外同胞(F-4)や永住者(F-5)の在留資格があれば働けるとしている。
会社側は「高齢化による人手不足のため、韓国語が堪能な中国人運転手を募集している」とし、応募者全体の20%を外国人が占めていると説明した。
タクシー業界では高齢化が急速に進んでいる。韓国全国の法人タクシー運転手のうち65歳以上は、2016年の1万3532人から2026年には2万7537人へと2倍以上に増えた。
一方、韓国交通安全公団によると、法人タクシーの運転手は2016年の11万2890人から2026年8月には7万5109人となり、10年間で33.5%減少した。これに対し、外国人運転手は同期間に54人から122人へと2倍以上に増えている。
外国人採用が進む背景には、法人タクシー運転手の比較的低い収入と厳しい労働環境もあるとされる。法人タクシー運転手の平均月収は300万ウォン(約32万円)未満で、宅配ドライバーの517万ウォン(約55万円)、配達員の400万ウォン(約43万円)を下回る。
長時間運転に対して収入が限られることから、個人タクシーへ移る運転手も少なくない。一方、建設業や製造業などで外国人労働者の仕事が減少する中、安定した職を求めてタクシー業界に入る外国人が増えているとの分析もある。
タクシー業界は、高齢化と人手不足を踏まえれば外国人運転手の採用は避けられないとの立場だ。一方で、乗客との円滑な意思疎通や犯罪歴の確認など、管理体制を整える必要があるとの指摘も出ている。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News