韓国クラフトンとソカー、自動運転AI開発でデータ共有へ…事故データ22万件を活用
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【09月25日 KOREA WAVE】韓国のゲーム大手クラフトンが、カーシェアリング大手ソカーから走行データの提供を受け、自動運転やフィジカルAIの研究開発を本格化する。両社による1500億ウォン規模の自動運転分野での連携は、共同出資から実務段階に入る。特にソカーが保有する約22万件の事故データが重要な資産になる見通しだ。
ソカーは最近、車両の運行情報や位置情報、走行映像などを匿名化してクラフトンに提供することを決め、18日に個人情報処理方針の変更を発表した。提供目的は「自動運転関連の新技術の研究開発とサービス高度化」で、研究目的を達成するまでデータを保有・利用する。
データは両社が5月に設立した1500億ウォン規模の自動運転専門合弁会社「APEX Mobility」を経由してクラフトンに提供される。ソカーがAPEX Mobilityにデータを提供し、クラフトンが同社からデータを使用する権利を得る仕組みだ。
クラフトンはソカーとAPEX Mobilityにそれぞれ650億ウォン、750億ウォンを投資。ソカーもクラフトンから投資を受けた650億ウォンに100億ウォンを加え、750億ウォンを出資した。ただ、ソカーがクラフトンより1株多く保有しており、APEX Mobilityの筆頭株主となっている。
ソカーは2026年初めに新設した「未来移動TF」で、韓国各地のカーシェアリング車両2万5000台が生み出す1日110万キロの実走行データをリアルタイムで収集・加工するシステムを構築した。15年間にわたりカーシェアリング事業を運営してきたノウハウも持つ。
さらに年間4万件、累計22万件の事故データを保有している。自動運転AIの学習で確保が難しく、価値が高いとされる「エッジケース」のデータだ。突然車道に飛び出す歩行者や、隣の車線から急に割り込む車、工事で車線が消えている状況など、AIが予測しにくい場面が該当する。
ソカーは映像に含まれる人の顔や車両のナンバープレート、画面上で認識された連絡先など、個人を特定できる情報を自動検出してマスキングする。匿名化はソカーが専門ソリューションを導入して実施し、外部専門家の検討を経て適切性の評価も完了したという。
APEX Mobilityは今後、レベル4(L4)の完全自動運転を基盤とする消費者向けサービスへ事業を拡大する計画だ。技術の内製化と実際のサービスでの検証を並行し、独自技術とサービス運営能力を確保するとともに、海外企業との提携も進める。
両社の関係者は「現在は提供するデータの規格や仕様を協議している段階で、具体的な提供時期は今後決める予定だ」と説明。「運転者や乗員を特定できる情報は提供しない」としている。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News