北朝鮮兵捕虜の韓国移送公表は秘密保持契約違反 李大統領、ゼレンスキー氏への不満表明
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【9月25日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が国連総会の一般討論演説で、同国の捕虜になった北朝鮮兵2人を韓国に引き渡したと明らかにしたことについて、韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は24日、ゼレンスキー氏が秘密保持契約を破ったとして遺憾の意を表明した。
ゼレンスキー氏は国連総会の一般討論演説で、北朝鮮兵2人を韓国に引き渡したと公表し、2人を「生け捕りにするのは容易ではなかった」と述べた。
この暴露を受け、韓国の野党陣営は、外国の指導者の口から北朝鮮兵の韓国移送という重大な事実が明らかにされるのを許したとして、李政権を厳しく批判した。
李氏はX(旧ツイッター)に、「なぜウクライナ側が合意を破ってこの件を公表したのかは分からないが、非常に残念だ」と投稿。
「北朝鮮人捕虜の韓国への移送は、外交、安全保障、そして韓半島(朝鮮半島)情勢に大きな影響を及ぼしかねない極めてデリケートな問題だ」と強調した。
李氏は、北朝鮮兵移送の公表を求める声があったことを認めつつ、「公表によって生じる可能性のある問題を考慮し、非公開とすることが適切であり、そのように合意した」と述べた。
一方、ウクライナ大統領の側近ドミトロ・リトビン氏は記者団に対し、ウクライナは「開かれた国」であり、そもそも北朝鮮兵を秘密裏に引き渡すこと自体が不自然だと反論。
「事の背景から、北朝鮮兵が大韓民国に引き渡されたという事実のみを公表したにすぎない」と述べた。
ウクライナは昨年初め、ロシア側に加勢して戦っていた北朝鮮軍の部隊から、兵士2人を捕虜としていた。
韓国の国会議員によると、北朝鮮兵2人は韓国で「普通の生活」を送ることを希望しているという。
韓国憲法には、北朝鮮人を含むすべての朝鮮民族を韓国国民とみなす規定がある。当局者らはウクライナで捕虜となった北朝鮮兵にもこの規定が適用されるとの認識を示している。(c)AFP