トラックの上での船遊び、「カニのしょうゆ漬け定食」にも不満…“コンテンツ不足”韓国「島博覧会」の集客低迷、準備段階の懸念が現実に
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【09月25日 KOREA WAVE】韓国・麗水で5日に開幕した「2026麗水世界島博覧会」がさまざまな議論に巻き込まれ、集客の低迷から抜け出せずにいる。オンラインでは国政監査を求める声も出る中、地域社会からは誘致段階から準備過程まで積み重なった問題が改善されず、予想された結果だとの指摘が出ている。
麗水市は2018年から世界島博覧会の誘致を進めてきた。当初は麗水にある365の島そのものを博覧会場と位置付け、それぞれの島の魅力を伝える構想だった。
「島」をテーマにした世界初の博覧会として、2021年に企画財政省の国際イベント審査を通過した当時は、地域社会の期待も高かった。大規模な観光ブームを生んだ「2012麗水世界博覧会」の再現を期待する声が強かった。
しかし準備段階では、メイン会場の選定や工事の遅れ、島と連携したコンテンツ不足などをめぐる懸念が相次いだ。
メイン会場については、既存の博覧会場にある未使用施設を改修する案と、突山・鎮毛地区に新たな会場を造成する案が対立。麗水市は地域住民の反発や賃貸料、施設改修費、イベント後の活用策などを考慮し、鎮毛地区への造成を最終決定した。
「島博覧会」にふさわしく島で開催するとの理由もあったが、突山はすでに2本の橋で本土とつながっており、事実上陸地と変わらないとの反論も出た。
総予算約700億ウォン(約70億円)のうち、メイン会場の基盤工事とピラミッド型のテーマ館「テーマ島」の建設だけで約300億ウォン(約30億円)が投入された。このため、既存の博覧会場のインフラを活用すべきだったとの批判が相次いでいる。
2024年に発足した組織委員会が十分に機能しなかったとの指摘もある。全羅南道や麗水市などから派遣された公務員約60人で構成されたが、所属組織が異なるため意思疎通に難しさがあり、定期人事のたびに担当者が変わるなど、業務の一貫性にも問題があったという。
当初計画から予算が3倍以上に増えたにもかかわらず、事業計画に大きな変更がなかったことも、コンテンツ不足をめぐる議論につながった。2024年12月には展示演出や文化空間、広報・マーケティングの強化などに428億ウォン(約42億8000万円)が追加された。
開幕後も、トラックの上で披露された伝統的な船遊び公演や、内容が不十分だと指摘されたカニのしょうゆ漬け定食、見どころ不足などをめぐる議論が続いている。
21日までの累計来場者は19万9358人で、当初目標とした300万人の6.6%にとどまった。
組織委員会は「来場者の目線で現場を一から見直す。飲食サービス全般を直ちに点検し、地域と連携した文化公演も完成度を高められるよう改善する」としている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News