テラロサ(左)とティムホートンズの店舗(c)news1
テラロサ(左)とティムホートンズの店舗(c)news1

【09月25日 KOREA WAVE】韓国のコーヒー業界で、商圏に応じて店舗の規模や役割を変える動きが広がっている。中心商業地には数百坪規模の大型旗艦店を構える一方、住宅街や学習塾が集まる地域では20~30坪台の小型店を展開し、日常的な需要を取り込む戦略だ。

テラロサは10月末、ソウル・聖水洞に屋内約300坪と屋外テラス約100坪を合わせた計400坪規模の旗艦店をオープンする。全国の店舗で最大規模となる。20~30代のライフスタイルを意識した空間を設け、若い顧客との接点を広げる計画だ。

カナダ発のコーヒーブランド、ティムホートンズも2026年中に聖水洞で韓国初の旗艦店を開く。聖水駅2番出口から約135メートルの場所に約98坪の店舗を設け、聖水店限定のメニューやコンテンツを提供する。

ティムホートンズは2023年12月の韓国進出後、平均50坪以上の比較的大きな店舗を中心に33店まで拡大した。2026年中に50店を目指している。

一方、住宅街などでは小型店舗の展開が進む。ロッテGRSのコーヒーブランド「スタンブリュー」は、住宅街やマンション、学習塾が集まる地域を中心に出店。2025年6月の1号店開業から12店まで増え、2026年中に20店へ拡大する方針だ。

スタンブリューの店舗面積は約25坪で、ロッテGRSが運営するエンジェリナスコーヒーの平均約80坪の3分の1程度。運営負担を抑えながら、3000ウォン台(約340円台)のブリューイングコーヒーを販売し、日常的にコーヒーを購入する顧客の取り込みを狙う。

広い店舗を中心に展開してきたホリーズも小型モデルを試しており、京畿道龍仁市に、素早い注文・受け取りとテイクアウトの利便性を重視した20席規模の「スマートモデル」店舗を開いた。

大手フランチャイズや低価格コーヒーブランドが主要商業地に多数の店舗を構えるなか、各社は一律の店舗形態ではなく、商圏の特性に合わせて店舗の規模や役割を変える戦略を強めている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News