ロシア・シベリアでクマ被害急増、1か月で6人死亡 「包囲」された町も
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【9月24日 AFP】ロシア・シベリアのクラスノヤルスク地方では、この1か月間に少なくとも6人がクマに襲われて死亡している。検察当局が24日に明らかにした。隣接する地域には、クマに「包囲」されたような状態の町もあるとされる。
検察当局は、地元当局がクマの個体数を適切に管理せず、重過失致死罪の難いがあるとして捜査を開始したことを明らかにした。
ロシア天然資源環境省によると、国内のヒグマの個体数は1990年の約13万頭から、2026年には約31万頭と大きく増えている。
同省によれば、ロシア全土でのクマによる襲撃件数は年間20〜30件程度で推移しているものの、地元メディアや当局者は個体数の増加に危機感を募らせている。
クラスノヤルスク地方とハカシア共和国を管轄するロシア連邦捜査委員会は、相次ぐ警告にもかかわらず「捕食者の個体数を調整したり、人が居住する地域への出没を防いだりするための対策を怠った」と地元当局の怠慢を指摘した。
地元メディアによると、クラスノヤルスク地方の辺境地域にある森で今月初め、動物にかみ殺されたとみられる高齢者2人の遺体が発見された。その直後にも1人が命を落とした。さらにその後も、3人の死亡が確認されている。
隣接するハカシア共和国の副首長ドミトリー・ブチェニク氏は23日、人口約1万人の町アバザについて、クマに「四方を」囲まれているような状態にあると訴えた。
同氏は「アバザにとって不安な夜となった。町は実質的にクマに包囲されている」とし、「一部の個体は追い払われ、3頭が駆除された。うち1頭は巨大だった」と付け加えた。
ソーシャルメディアには、町の近くを流れる川を泳いで渡るクマの姿や、走行中の車の前を横切る3頭のクマを捉えた映像が投稿されているが、その詳細については確認が取れていない。
ロシア非常事態省は、人間と遭遇した場合、クマは逃げることが大半と説明している。(c)AFP