中国・平陸運河が開通 西南地域とASEANを結ぶ最短水路が誕生
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【9月29日 CGTN Japanese】9月16日、中国の新運河である平陸運河が開通しました。これにより、広西チワン族自治区および中国西南地域からASEANへ向かう、最短かつ最も経済的で利便性の高いルートが直接開かれます。同日、「南寧港―ベトナム・カントー港」の河川・海上直行貿易航路などが初出航しました。
平陸運河は2022年8月28日に着工し、5000トン級の船舶が航行可能です。総投資額は700億元(約1兆6000億円)超、全長は134.2キロメートルで、広西チワン族自治区の南寧市を起点に、同自治区南部の欽江を経て北部湾へと注ぎます。
北部湾は中国西南部の内陸地域から最も近い海の玄関口です。長年、河川と海を直結する南北方向の水運ルートがなかったため、西南地域の貨物を東南アジアへ輸出する際は東へ迂回して海に出る必要がありました。平陸運河の関係エンジニアによりますと、同運河の開通により、中国西南地域とASEAN間の貨物輸送は、従来ルートに比べ河川航行距離を560キロ以上短縮できます。総合物流コストは18%から30%削減され、年間で50億元(約1173億8650万円)以上の輸送費節約が見込まれます。
平陸運河は生態系の保護にも配慮しています。最下流の「青年水利施設」には、船舶用の航路とは別に長さ480メートル超の魚道が設けられました。約10メートルの高低差を魚が段階的にゆっくり移動できるよう、迂回構造が採用されています。建設中のソナー観測データによりますと、遡上した魚は7万8474匹、下流に移動した魚は11万9987匹に上り、10種類以上の魚が回遊に成功しています。
同運河の構想は100年以上前に遡ります。孫文は当時の『建国方略』で欽州を重要な港とする構想を描き、新中国成立後も平陸運河の建設をめぐる検討や調査が何度も行われてきました。数万人の建設関係者、160余りの研究機関、800人以上の中国科学院・中国工程院の院士を含む専門家の力によって運河は実現し、中国とASEANの協力促進、地域連携の深化、対外開放の拡大を力強く支えるものとなりました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News