【9月22日 AFP】第20回アジア競技大会の大会組織委員会は22日、選手ら数千人が宿泊しているクルーズ船への乗船で発生した混乱や遅延について、各代表団の「書類不備」が主な原因だと反論する声明を発表した。

1万7000人以上の選手および関係者が参加するアジア最大のスポーツの祭典をめぐっては、開幕を待たずにいくつかの問題が浮上していた。

一部の代表団からは宿泊施設不足が指摘され、その内容に対する苦情も寄せられた。また、前週の到着時には、選手らが数時間にわたって待機を余儀なくされるケースも報じられた。

今大会ではコスト削減策として選手村が建設されず、参加者らはホテル、輸送コンテナ型宿泊施設、および大型クルーズ船コスタ・セレナ号に分かれて滞在している。名古屋港に停泊中の同船には4000人以上が滞在している。

こうした事態を受け、組織委員会は声明を発表。「9月16日のクルーズ船乗船に際し、一部の選手団がSNSなどで混乱の様子を発信していることは承知している」とした。

また、「一部報道では『組織委員会が宿泊システムに情報を登録しなかったことが乗船の遅れにつながった』とされているが、同委員会が宿泊情報を送信しなかったことが原因ではない」とした上で、「一部選手団から提出された書類の不備の調整に時間を要したことが、乗船の遅延・混乱の主な理由と理解している」と説明。

運行会社のコスタ・クルーズおよび業務委託先の企業と連携し、「適切に対処している」と続けた。

また、競技会場の一つで提供された飲食の質について、一部の代表団から「SNS上で批判的なコメント」が投稿されたことも認識しているとした上で、「これらは組織委によって提供されたものではない」と述べた。(c)AFP