【9月28日 CGTN Japanese】中国甘粛省と青海省の境界に位置する祁連山は、河西回廊唯一の水源地と呼ばれ、高山の氷雪融解水は黒河、疏勒河、石羊河などの重要な河川を形成しています。地球温暖化の影響で、祁連山の氷河と凍土層は広範囲にわたり融解しています。中国科学院は、ここに氷河・凍土と生態水文の野外科学観測研究ステーションを建設する計画で、いくつかの総合観測所が先ごろ建設されました。

同ステーションは、中国科学院西北生態環境資源研究院が祁連山地区に設立した氷河・凍土総合観測研究拠点の一つです。長期にわたり稼働する観測施設を活用し、研究者は氷河・凍土の変化と地域の水文や生態、環境プロセスに及ぼす影響に関する一次データを持続的に取得することができます。また気候変動を背景とした祁連山の氷河・凍土圏の変化の規則や生態環境への効果を理解するために、重要な科学的裏付けを提供します。

地球温暖化による高温・熱波が頻発する影響で、多くの氷河・凍土が消滅に向かっており、祁連山の氷河も先行して融解が進む一つとなっています。この過程において、人類はいかに先手を打ち、科学的手段を運用して進行を遅らせ、生態環境と人類の活動に対するマイナス効果をいかに減らすべきか―これこそが、この総合観測研究基地が祁連山に設置された意義となっています。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News