農心が追加販売する「参鶏湯カップ麺」=農心モール(c)news1
農心が追加販売する「参鶏湯カップ麺」=農心モール(c)news1

【09月22日 KOREA WAVE】韓国の食品大手、農心が日本市場向けに開発した「参鶏湯カップ麺」を韓国で追加販売する。日本限定の商品ながら韓国で定価を上回る価格で取引され、2026年8月に限定販売した1000セットが約10分で完売するなど、予想を上回る需要が確認されたためだ。

業界によると、農心は韓国での限定販売分が早期に売り切れたことを受け、追加生産に入った。先週、クーパンで追加分の予約販売を実施したのに続き、9月14日から自社オンラインショップ「農心モール」でも販売を始めた。

販売方法はサイトによって異なり、クーパンでは参鶏湯カップ麺を単品で販売。農心モールでは既存の人気商品と組み合わせたセットとして販売している。「ニョンイセット」は参鶏湯カップ麺にユッケジャンカップ麺やキムチカップ麺などを組み合わせた。

参鶏湯カップ麺は、もともと韓国での販売を目的に開発された商品ではない。農心が日本市場向けに約1年6カ月かけて開発した輸出専用商品で、2026年6月に日本で先行発売された。

鶏のだしに高麗人参の香りを加えて参鶏湯特有の風味を再現し、代替肉で鶏肉の食感を表現したのが特徴だ。

日本限定販売であることが知られると韓国でも関心が高まり、日本で188円で販売されていた商品が、韓国の中古取引プラットフォームで1個8000ウォン(約850円)前後で取引されるケースも現れた。

韓国内での購入需要が高まったことから、農心は8月12日、農心モールで参鶏湯カップ麺を含む「参鶏湯健康ハンダックセット」1000セットを限定販売。販売開始から約10分で用意した商品がすべて売り切れた。

予想以上に早く完売したため、農心は約1カ月で追加生産を決めた。日本向けの輸出専用商品が韓国の消費者からも注目を集め、韓国内での販売量を増やす形となった。

ただ、相次ぐ完売にもかかわらず、韓国で正式発売するかどうかは決まっていない。今回の追加販売数量も公表していない。今後の販売状況や消費者の反応によって常時販売を検討する可能性はあるが、現時点で確定した計画はない。

農心関係者は「前回の初回販売分が好評だったことを受け、追加生産して販売している」と説明する一方、「販売数量の公表は難しく、常時販売する計画も現時点では決まっていない」としている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News