北朝鮮、アジア大会参加中も弾道ミサイル発射…国際スポーツと軍事活動を並行
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【09月22日 KOREA WAVE】北朝鮮が日本で開催されている2026年愛知・名古屋アジア大会に選手団を派遣する一方、相次いで軍事活動を活発化させている。国際スポーツ大会への参加と軍事的な動きを並行させる姿勢が鮮明になっている。
北朝鮮は20日午後3時ごろ、江原道元山付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル(SRBM)を発射した。同日午後5時50分ごろにも1発を追加発射したとみられている。数時間の間隔を置いて2回発射するのは4月以来で、弾道ミサイル発射としては12日以来8日ぶりとなった。
20日の発射は、愛知・名古屋アジア大会の公式開会式が19日に開かれた直後だった。北朝鮮は過去、国際スポーツ大会への参加を対外関係改善の機会として活用してきた。
2014年の仁川アジア大会では高官代表団を韓国に派遣。2018年にはキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記が平昌冬季五輪への選手団派遣の意向を示し、その後、米朝首脳会談や南北、米朝間の非核化を巡る協議につながった。
しかし今回は、国際大会への参加と軍事・外交上の強硬姿勢を切り離しているとみられている。
キム総書記は16~18日、主要な軍需工場を相次いで視察し、兵器の生産や近代化を強調した。視察した兵器には弾道ミサイルや大口径ロケット砲、自爆型ドローンなどが含まれていたとされる。
北朝鮮は12日の軍事訓練について、複数の兵器体系を同時に運用する「協同火力襲撃訓練」だったと説明した。多様な戦略兵器を一つの指揮体系の下で運用する狙いがあるとみられている。
キム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党部長も17日、国際原子力機関(IAEA)総会で北朝鮮に非核化を求める声が出たことに反発し、「核保有国としての地位は後戻りできない」と主張した。19日にもIAEAには北朝鮮の核活動に関与する権限がないとして、非核化要求を改めて批判した。
北朝鮮のこうした姿勢は、2023年末に打ち出した南北を「二つの国家」とする方針以降、過去の対話や交流の枠組みから距離を置く動きの一環との見方が出ている。国際スポーツ大会への参加も、従来のように対話や関係改善と結びつけずに進めているとの分析だ。
北朝鮮は米国からの対話の呼びかけに直ちに応じていない一方、今後の協議が実現する場合には、非核化ではなく核保有を前提とした交渉へと枠組みを変えようとしているとの見方もある。
今回のミサイル発射はアジア大会だけでなく、22日の国連総会開幕を前に実施された。北朝鮮は24日のトランプ米大統領と中国の習近平国家主席による首脳会談を見極めた後、28日ごろの国連総会一般討論演説で立場を国際社会に改めて示す予定とされる。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News