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【09月22日 KOREA WAVE】Kビューティーが海外の消費者と接する場所を広げている。セフォラやアルタなど世界的な美容専門店に加え、空港や航空機内に進出し、最近ではクルーズ船にも販売網を拡大。陸・海・空で商品を販売する動きが鮮明になっている。

業界によると、メディキューブ、Anua(アヌア)、バイオダンスなど韓国の主要美容ブランドが最近、欧州の豪華クルーズ船の免税エリアに相次いで出店した。

代表的なのがアヌアだ。英国のクルーズ小売企業ハーディングプラスで、スキンケア全体の売り上げトップ5に入り、販売する船舶を従来の14隻から27隻に拡大した。クルーズ船での販売実績を確認した上で販路を広げた形だ。

クルーズ船は空港や機内の免税店とは消費環境が異なる。乗客は通常3~7日間船内に滞在するため、出国前の短時間に商品を見る空港とは異なり、売り場を何度も訪れ、商品を実際に試す時間も確保できる。

特に北米や欧州を中心に購買力の高い乗客が利用するため、すでにKビューティーを知る消費者だけでなく、ブランドに初めて触れる顧客にも商品をアピールできる点が強みとされる。

航空業界では、すでにKビューティーを機内販売やサービスに取り入れる動きが出ている。アモーレパシフィックの「ラネージュ」は2026年5月、アラブ首長国連邦(UAE)のエティハド航空と協業し、ビジネスクラスの乗客向けアメニティーキットを発売した。ウォータースリーピングマスクやリップスリーピングマスクなどを収め、飛行中に商品を体験できるようにした。

英国の格安航空会社(LCC)イージージェットは7月、機内販売専用の「パスポート・トゥ・Kビューティー」ボックスを発売した。機内で販売していたバイオダンスの「バイオコラーゲン・リアルディープマスク」が人気を集めたことを受け、朝鮮美女やSKIN1004などのKビューティーブランドの商品をセットにした。価格は44ポンド(約8万円)。

陸上では、世界的な美容専門店や観光地を中心に海外消費者との接点を広げてきた。セフォラやアルタなどの大型美容専門店に出店するほか、外国人観光客が集まる主要地域に旗艦店や期間限定店を開設。韓国で人気を得たブランドが海外の店舗にも進出し、旅行中にKビューティーを購入できる機会が増えている。

美容業界では、Kビューティーの流通戦略が国ごとに店舗を増やす方式から、消費者が旅行する場所そのものに進出する方向へ広がっているとみている。陸上では路面店や美容専門店、空では空港や機内、海ではクルーズ船で消費者と接点を持つ「トラベルリテール」が重視されている。

業界関係者は「Kビューティーの海外での認知度が高まり、商品に触れられる販売経路も急速に多様化している。空港や航空機だけでなく、滞在時間の長いクルーズ船も活用すれば、既存のKビューティー消費者と新たな消費者の双方に接する機会が増える」と話した。

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