韓国・非武装地帯で地雷爆発か、軍幹部3人負傷…1人は足首切断の重傷
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【09月22日 KOREA WAVE】韓国西部戦線の非武装地帯(DMZ)で、地雷の爆発とみられる事故が発生し、捜索作戦中だった軍幹部3人が負傷した。このうち2人は重傷、1人は軽傷で、重傷者の1人は足首を切断して手術を受けている。いずれも命に別条はないという。
韓国軍合同参謀本部によると、事故は21日午前10時50分ごろ、陸軍第25師団が管轄する西部戦線のDMZ一帯で発生した。
合同参謀本部は「作戦中だった軍幹部3人が原因不明の爆発で負傷した」と説明。このうち2人は救急ヘリで国軍首都病院に緊急搬送され、治療を受けている。
負傷者は捜索大隊長を含む3人で、DMZ内で捜索路を開く作戦に当たっていた。重傷者の1人は足首を切断し手術中で、もう1人は破片による傷などの治療を受けている。軽傷の幹部やほかの兵士には大きな外傷はないとされる。
状況から、埋設されていた地雷が爆発した可能性がある。ただ、北朝鮮軍が埋設した地雷なのか、韓国軍が埋設した地雷が流出した後に爆発したのかは確認されていない。
北朝鮮は南北関係を「敵対的な二国家」と位置付けた後、2024年から軍事境界線(MDL)北側のDMZで地雷の埋設や鉄条網、防壁の設置など、境界を強化する作業を進めている。
この過程でMDL南側に侵入する事例も頻繁に発生しているとされ、最近も1カ月で20回以上MDLを越えたり、MDL南側に地雷を埋設したりするなどの行動が確認されている。
野党「国民の力」のユ・ヨンウォン議員は10日、北朝鮮が西部戦線でMDLから南側10~15メートルの地点まで入り込み、地雷を埋設したり戦術道路を造成したりしていると明らかにしていた。
合同参謀本部も一部地域で地形の変化を確認し、地雷が埋設された可能性などについて国連軍司令部と協議していると説明していた。ただ、今回の事故現場は地形の変化が確認された区域ではなく、北朝鮮が地雷を埋設したとされる区域からもやや離れているという。
北朝鮮が埋設した地雷だった場合、2015年に起きたDMZでの木箱地雷爆発事件を想起させる事態となる。
2015年8月、西部戦線のDMZで捜索作戦中だった韓国陸軍の下士官2人が、北朝鮮軍がひそかに埋設した地雷を踏み、脚を失うなどの重傷を負った。
当時、合同参謀本部は国連軍司令部軍事休戦委員会の特別調査チームと合同調査を実施。爆発物の残骸が北朝鮮製の木箱地雷と一致すると発表した。地雷が偽装して埋設され、残骸などにさびや腐食がなかったことから、北朝鮮軍が意図的に埋設したと結論付けた。
今回の事故についても、合同参謀本部は爆発物の残骸などを回収したうえで国連軍司令部と合同調査チームを設け、詳しい経緯を調べる。
国連軍司令部は「非武装地帯で韓国軍兵士が負傷した状況を把握している。調査が進められている事案のため、追加で言及する内容はない」としている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News