韓国・交際相手からの暴力通報が年間10万件突破…10回以上再通報した被害者411人
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【09月22日 KOREA WAVE】韓国で交際相手からの暴力を巡る警察への通報が年間10万件を突破した。警察は被害者への事後管理を強化しているが、10回以上再通報した被害者も400人を超え、保護体制の実効性を高める必要があるとの指摘が出ている。
国会行政安全委員会所属で韓国与党「共に民主党」のパク・ジョンヒョン議員が17日、警察などから提出を受けた資料によると、交際暴力を巡る通報は2021年の5万7305件から、2022年7万790件、2023年7万7150件、2024年8万8394件、2025年10万5327件と増加した。
5年間で約1.8倍となり、年間の通報件数が10万件を超えたのは2025年が初めて。一方、検挙された人数は2021年の1万975人から2022年1万2828人、2023年1万3921人、2024年1万4900人と増えた後、2025年は1万4526人に減少した。
2025年の通報件数は前年より1万6933件増えたが、検挙人数は374人減った。通報件数には繰り返しの通報などが含まれるため単純比較はできないが、被害者が処罰を望まなかったり、現場での指導で対応を終えたりして、検挙に至らないケースも少なくないと指摘されている。
2026年7月には京畿道城南市で、交際暴力を通報した60代女性が元交際相手に刃物で襲われ、死亡する事件が発生した。元交際相手には接近・連絡禁止措置が出され、女性にはスマートウォッチも支給されていた。女性がスマートウォッチで通報し、警察は約3分後に現場へ到着したが、事件を防げなかった。
警察の社会的弱者保護総合プラットフォームの資料によると、2025年に最初に受理された交際暴力事件のうち、10回以上再通報した被害者は411人だった。
地域別では京畿南部が66人で最も多く、仁川48人、ソウル47人、京畿北部38人、慶尚北道29人の順だった。411人には同じ加害者に対する再通報だけでなく、別の加害者や不特定の加害者に対する通報、同一事件についての繰り返しの通報も含まれる。
警察はすべての交際暴力通報の被害者を対象に事後確認を実施し、一定の管理対象者には別途、集中的なモニタリングを実施している。2025年の管理対象者へのモニタリングは計11万942回に上った。
被害者の安全確保策として、スマートウォッチの支給1988件、防犯カメラの設置138件、民間警護33件、一時宿泊施設の提供736件なども実施された。
パク議員は「警察は被害者保護に努めているが、現在の管理体制が実際に被害者の危険をどれほど減らしているのか点検する必要がある」と指摘。「モニタリングや安全措置の実施回数ではなく、実際の再被害防止など実質的な保護効果を中心に成果を判断すべきだ」と述べた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News