【9月27日 CGTN Japanese】中国陝西省考古研究院はこのほど、上召窯秦陵での考古学調査の成果を発表しました。中国北西部にある陝西省咸陽市渭城区にあるこの墓は発掘調査の結果、戦国時代(紀元前5世紀〜前221年)末期の秦王級の墓であることが確認され、被葬者は戦国末期の秦国華陽太后である可能性があると考えられるようになりました。

陝西省考古研究院は2018年、西安咸陽国際空港の第3期拡張工事に伴い、建設地にある文化財保護対象の「恭陵」の調査を実施し、独立した霊園を伴う「亜」の字の形の大規模な墓であることを確認しました。研究者は2022年に、霊園北部で発掘を行い、追加調査も実施して、霊園全体の配置を基本的に明らかにしました。この陵墓はかつての上召窯村の域内にあるため、「上召窯秦陵」と名付けられました。

この発掘調査では、陶器や銅器、鉄器、鉛器、玉器など計258点(セット)の文化財が出土しました。

副葬墓で見つかった人骨は、放射性炭素年代測定によって紀元前389年から紀元前208年までのものであることがわかりました。史料と戦国時代の秦陵の埋葬制度を参考にして推測した結果、被葬者は戦国末期の秦の華陽太后である可能性があるとのことです。華陽太后は第4代秦王の孝文王の正妻で、荘襄王の養母であり、始皇帝になった嬴政の嫡祖母(祖父の正妻)でもあります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News