韓国・秋夕前に食品価格上昇…梨19%、ズッキーニ36%、韓牛ヒレ14%高
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【09月21日 KOREA WAVE】韓国で秋夕(チュソク)を前に、梨やズッキーニなどの農産物をはじめ、肉、卵、水産物、加工食品まで主要食品の価格が2025年より上昇し、家計の負担が増している。
韓国農水産食品流通公社の農産物流通情報によると、18日時点で梨10個の小売価格は2025年より19.2%上昇した。ズッキーニ1本は36.6%高となり、大根は6.4%、唐辛子粉は2.3%、ニンニクは10.8%上昇した。
畜産物も値上がりしている。17日時点で韓牛の1等級サーロインは前年より7.6%高く、ヒレは13.7%、カルビは4.1%上昇。豚バラ肉は2.1%、卵は8.1%値上がりした。
水産物では冷凍スケトウダラが9.6%上昇し、沿岸で漁獲された大型の生鮮冷蔵イカも12.3%高くなった。加工食品では8月の春雨が前年同月比8.9%、しょうゆが8.8%、ごま油が5.5%、餅が4.0%それぞれ上昇した。
ハンソン大学経済学科のキム・サンボン教授は、秋夕には需要が増えるため、政府が割引を支援しても価格上昇は避けにくいと指摘。政府が対策を打ち出しても、消費者の負担感は大きいとの見方を示した。
仁荷大学消費者学科のイ・ウンヒ名誉教授も、ここ数年にわたって物価が高い上昇傾向を続け、消費者の負担が増しているとして、割引による体感効果は大きくないと分析した。
主要品目の値上がりは、秋夕の祭祀料理にかかる費用にも影響している。韓国物価協会がソウル、釜山、仁川、大邱、光州、大田の6都市で28品目を調査したところ、4人家族が伝統市場で祭祀料理をそろえる費用は2025年より4.1%上昇した。大型スーパーでは、同じ品目を購入する費用が伝統市場よりさらに高かった。
韓国政府は9月3~30日、農畜水産物の割引支援を実施している。秋夕向けの主要品目の供給量も18万5000トンに拡大し、韓牛、豚肉、鶏肉については追加の割引を実施する計画だ。
ただ、専門家からは、秋夕に集中した割引支援だけでは高い価格水準による負担を継続的に軽減するのは難しいとの指摘も出ている。
キム教授は、政府が資金を投入して価格を下げても一時的な効果にとどまり、時間がたてば元の価格水準に戻ると指摘。イ名誉教授は、政府の割引支援が実際の販売価格に適切に反映されているか点検する必要があると述べた。
韓国企画財政省関係者は、生活に直結する物価を細かく確認し、国民が実感できる民生政策を迅速に進めるとしたうえで、政府の民生安定対策が現場で円滑に実施されるよう状況を点検すると説明した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News