ソウル・汝矣島の係留式気球「ソウルダル」に搭乗した関係者ら(c)news1
ソウル・汝矣島の係留式気球「ソウルダル」に搭乗した関係者ら(c)news1

【09月21日 KOREA WAVE】韓国・ソウル市が、金浦国際空港に近い麻谷を海外企業の滞在型ビジネス観光拠点に育てる取り組みに乗り出した。国際会議や展示会の誘致に加え、リモートワークや会議、ワークショップ、観光を組み合わせた「企業ワーケーション」の需要開拓を目指す。

ソウル市とソウル観光財団は9月15~17日、日本のスタートアップや経済団体、メディア関係者を招き、麻谷のソウルMICEプラザを中心に「ソウル・ワーケーション・ファムツアー」を実施した。

参加者は2泊3日の日程でソウルMICEプラザの業務スペースを利用し、仕事や会議、ワークショップに取り組んだほか、セミナーや交流会にも参加した。初日のセミナーでは韓国のワーケーション産業の動向や企業の導入事例を共有し、日本企業がソウルで導入する可能性や必要な支援策について意見を交わした。

業務終了後にはソウル植物園や韓国料理のクッキング教室、弘大エリア、汝矣島の係留式気球「ソウルダル」などを訪れた。仕事や会議、交流、文化体験を一つの滞在日程に組み込んだ。

ソウル市は、日本は金浦空港を利用して短時間で移動でき、ビジネス交流も活発なことから、企業ワーケーションで優先的に開拓する市場とみている。

日本経済新聞社のスタートアップ支援プロジェクト「NIKKEI THE PITCH」の北村信行事務局長は、ソウルに長く滞在して仕事をしたいと思うとは予想していなかったとし、単なる観光ではなく、新たな環境で仕事に集中し、普段会う機会の少ない人々と交流できる機会だったと評価した。

ソウルMICEプラザは金浦空港から約10分の距離にあり、6月に開設されたソウル・ワーケーションセンターや、さまざまな規模の会議・セミナースペースを備える。周辺にはCOEX麻谷やホテルのほか、ソウル植物園、LGアートセンター、スペースK、ワングローブなどが集まっている。

ソウル観光財団のキム・ビョンミン代表は、金浦空港からのアクセスや麻谷のMICE関連施設、ソウルの観光コンテンツを組み合わせ、海外企業によるワーケーション需要を継続的に開拓していくと述べた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News