法相候補を辞退する記者会見を開くキム・スンウォン(金勝源)氏=19日、ソウル・汝矣島の国会、キム・ジンファン記者撮影(c)news1
法相候補を辞退する記者会見を開くキム・スンウォン(金勝源)氏=19日、ソウル・汝矣島の国会、キム・ジンファン記者撮影(c)news1

【09月21日 KOREA WAVE】韓国のキム・スンウォン前法相候補が辞退を表明する前日の18日、性的嫌がらせなどの疑惑を記した請願書を大統領府に提出した元補佐官と面会していたとKBSが20日報じた。キム・スンウォン氏側は19日、請願書が大統領府に提出されたかどうかも知らなかったと説明しており、報道内容とは食い違う。

KBSによると、キム・スンウォン氏は18日午後1時30分ごろ、自身の選挙区がある京畿道水原市内で元補佐官と会った。元補佐官は、キム・スンウォン氏を法相に任命しないよう求める請願書を大統領府に送った元スタッフの一人という。

元補佐官はキム・スンウォン氏から、請願書に関する記事が同日中に報じられる予定なのか尋ねられたほか、性的嫌がらせ疑惑を記した別の請願書を作成した元補佐官との面会を求められたという。元補佐官は請願書の内容を説明して辞退を勧めたが、キム・スンウォン氏は応じる考えがないとの意向を示したとされる。

TV朝鮮は、元補佐スタッフらが17日午前、性的嫌がらせ疑惑などを記した請願書をホン・イクピョ大統領府政務首席らに提出したと報じた。与党「共に民主党」は同日、キム・スンウォン氏の人事聴聞会報告書を採択した。元スタッフらは翌18日にもキム・スンウォン氏と面会して進退の決断を求めたが受け入れられず、その夜、大統領府側に「暴露記者会見」を開かざるを得ないとの趣旨を伝えたという。

TV朝鮮はまた、元スタッフらが、キム・スンウォン氏が委員長を務めていた「共に民主党」京畿道党をめぐる会計不正疑惑について党側に繰り返し伝え、8月には党指導部にも知らせていたと報じた。

キム・スンウォン氏は19日午前、国会で記者会見を開き、候補を辞退した。TV朝鮮によると、性的嫌がらせ疑惑が持たれている酒席には「共に民主党」のキム・ヨンミン議員と無所属のチャン・ギョンテ議員も同席していたが、2人は疑惑について把握していなかったとされる。

キム・スンウォン氏の議員室は、請願書をめぐる報道について「事実と異なるか、誇張や誤りがある」と反論し、候補辞退の背景についても、当時勤務していた補佐官から事実と異なるとの説明を受けているとしている。news1は元スタッフらの主張を確認するためキム・スンウォン氏側に電話やメッセージで連絡したが、回答は得られなかった。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News