UTOIMAGE(c)NEWSIS
UTOIMAGE(c)NEWSIS

【09月21日 KOREA WAVE】韓国で、出産の5件に1件以上が妊婦の居住する中規模医療圏の外で実施され、地域によって出産医療の充足状況に大きな格差があることが分かった。

韓国国会保健福祉委員会に所属する与党「共に民主党」のキム・ユン議員が国民健康保険公団から提出を受けた資料を分析したところ、2023年の出産22万7674件のうち、居住する中規模医療圏内での出産は17万8650件だった。中規模医療圏とは、人口や医療機関までの移動時間を基準に、隣接する市・郡・区をまとめた中間単位の医療圏を指す。

全国の出産の地域内完結率は78.5%で、残る21.5%に当たる4万9024件は居住する中規模医療圏の外での出産だった。

全国60の中規模医療圏のうち、地域内完結率が50%未満だったのは18地域で、全体の30%を占めた。

特に慶尚南道泗川では、出産456件のうち居住する医療圏内での出産はわずか3件で、地域内完結率は全国最低の0.7%だった。次いで井邑4.8%、束草5.8%、海南6%、聞慶6.3%の順に低かった。

一方、光州は96.8%、大邱は96.3%、釜山と済州はそれぞれ95.4%、蔚山は93.4%で、主要都市では大半の出産が居住する中規模医療圏内で実施されていた。最も高い光州と最も低い泗川の差は96.1ポイントに達した。

重症の妊婦についても地域差が目立った。全国の重症出産6万5184件のうち、居住する中規模医療圏内での出産は5万282件で、地域内完結率は77.1%だった。残る22.9%に当たる1万4902件は地域外での出産だった。

重症出産の地域内完結率は、大邱が3129件中2997件の95.8%で最も高かった。光州と釜山がそれぞれ95.5%、済州が95.3%、天安が94.2%と続いた。

これに対し、井邑は117件中1件、泗川も113件中1件、海南は220件中2件にとどまり、いずれも0.9%だった。聞慶は173件中3件の1.7%、束草は169件中7件の4.1%だった。

キム議員は「住む場所によって安全な出産の機会に差があってはならない」と指摘。地域の出産医療基盤を維持するため、個別の市・郡単位への支援を超え、一定の出産需要と医療資源を確保できる中規模医療圏の仕組みを再設計する必要があると強調した。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News