韓国の少年院で「かかと上げ」最大3時間…体罰が常態化、人権委が改善勧告
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【09月21日 KOREA WAVE】韓国の少年院で、収容されている子どもに、かかとを上げたまましゃがむ「反省姿勢」を最大3時間続けさせ、姿勢が崩れると蹴るなどの体罰が常態化していたことが、国家人権委員会の調査で確認された。
国家人権委員会は17日、韓国法務省に対し、全国の少年院で体罰の実態を調査して再発防止策を整えるとともに、人権侵害の恐れがある生活指導の方法を改善するよう勧告したと明らかにした。
体罰を加えた少年院職員には特別人権教育を、少年院長には所属職員を対象とした人権教育を実施するよう求めた。
今回の問題は、少年院に収容されていた子どもが、職員から繰り返し「反省姿勢」などの体罰を受けたとして申し立てたことで明らかになった。
申し立てによると、職員は子どもがテレビの視聴時間を守らなかったことを理由に反省文10枚を書かせた後、内容が不十分だとして生活指導室で「反省姿勢」を取らせた。この姿勢は、両足のかかとを上げて膝を曲げ、尻が床につかない状態を維持するものだった。
子どもは、姿勢が崩れた際に職員からすねを足で押され、倒されたと証言した。以前にも約6回、同じ姿勢を指示され、通常は10分程度だったが、この時は約1時間続けさせられたと主張した。別の日には腕立て伏せの姿勢を取るよう指示されたという。
職員は「反省姿勢」の指示や身体的な接触について「覚えていない」と回答。少年院側も、防犯カメラ映像は保存期間が過ぎて削除されており、職員が罰として腕立て伏せの姿勢などを取らせることはないと反論した。
しかし、国家人権委員会が収容中の子どもたちに聞き取りをしたところ、同様の証言が相次いだ。7人は入所時の教育で「座れ」と言われれば「反省姿勢」、「楽に座れ」と言われればあぐらをかくよう教えられ、「反省姿勢」を最低5~10分、最長3時間続けるよう強要されたと証言した。姿勢が崩れると蹴られるなど、身体的な接触もあったという。
過度な反省文の作成指示も確認された。一部の子どもはA4用紙1枚に60~70行以上をびっしり書くよう求められ、1枚を書くのに約1時間30分かかったと証言した。
国家人権委員会は、複数の子どもの具体的な証言が一致していることなどから、「反省姿勢」が一時的な指導ではなく、体罰として常態化していたと判断。過度な反省文の作成も大きな心理的・身体的負担を与え、子どもの人格権を侵害すると判断した。
韓国法務省は問題を把握した後、収容者と職員計160人へのアンケートや57人への聞き取りを実施し、体罰根絶の指針を策定したと説明した。しかし国家人権委員会は、こうした措置だけでは体罰の慣行を実質的に改善するには不十分だとして、追加の再発防止策を勧告した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News